エド・シーランが4年ぶりに携帯電話を手にする
4年ぶりとなるニューアルバム『=(イコールズ)』を10月29日にリリースすることを発表した人気シンガーソングライターのエド・シーランが、約4年ぶりに携帯電話をゲットしたことをポッドキャスト『Table Manners with Jessie Ware(原題)』で明かした。
そもそもなぜこのタイミングで携帯電話を手に入れようと思ったのか? エドによると、携帯電話を持つことにあまり乗り気ではなかったが、英国民保健サービス(以下NHS)の新型コロナウイルス追跡システム「Track and Trace」を使用するにあたって、携帯電話を持たざるをえなくなったのだという。
「海外でプロモーション活動を行なったあと、自主隔離をすることになった。そういう場合はNHSから連絡が来るんだけど、僕は連絡先となる携帯電話を持っていなかったんだ。僕は狙われていた。なんとかして捕まえようという感じだった(笑)」。NHSと連絡を取るためだけに、なかば強制的に携帯電話を買わされたエド。5日連続でPCR検査を受けて陰性だったら、5日目で隔離生活が終了するはずだったが、5日経ってもその動向を監視されるはめに。
「GPSを使ったトラッキング機能があるのかどうかはわからないけど、5日連続で検査を受けて(陰性だったから)5日前に家を出たら、電話がかかってきて『家を出ましたね』って言われたんだ。もしかしたら、隣人に通報されたのかもしれない。でも、その前にメールで(NHSの担当者から)『もう大丈夫です』って許可をもらったんだ。だから、外に出たのに、30分もしないうちに『なんで家から出たんですか?』って連絡がきた」
新型コロナウイルスの蔓延を防ぐためには致し方ないとはいえ、NHSの対応にずいぶんと振り回されてしまったよう。
ちなみに、エドが手に入れた携帯電話はスマホではなくいわゆるガラケーで、インスタグラムやツイッターなどのSNSのアプリをダウンロードをすることはできないというが、自分のTikTokのアカウントのパスワードも知らないエドにとってはなんの問題もないそうで、「TikTokのログイン方法も知らない。言われたとおりに動画を撮るだけで、ちゃんと(TikTokに)アップされる」と、基本的にSNSの更新は人任せであることを打ち明けている。(フロントロウ編集部)