自身が抱えるメンタルヘルスの問題について隠すことなく打ち明けてきたセレーナ・ゴメスが、双極性障害と診断された時のことを振り返って、「重荷から解放された感じがした」と明かした。(フロントロウ編集部)

セレーナ・ゴメスがメンタルヘルスについて語る

 シンガーや俳優、プロデューサーとして活動するかたわら、自身肝いりのコスメブランド「Rare Beaty(レア・ビューティー)」を立ち上げるなど、活躍の幅をさらに広げているセレーナ・ゴメスが、「双極性障害」(別名「躁うつ病」)と診断された時のことを米ELLEのインタビューで振り返った。

 フロントロウでもお伝えしたが、メンタルヘルスに悩まされていた経験をたびたび語ってきたセレーナは、2018年、精神疾患の中でも気分障害と分類されている疾患のひとつである双極性障害と診断されたことを公表した。

 「(双極性障害と診断された時)重荷から解放された感じがした。一旦、深呼吸をしたあと、『なるほど。そういうことか 』と納得した」

 自分が抱える問題について知ることで、むしろすっきりしたと話すセレーナは、2015年に指定難病である全身性エリテマトーデスと診断され、2017年には合併症によるトラブルから腎臓移植を受けた。メンタルヘルスや健康上の問題に加え、世間の注目を浴びるなかで失恋を経験するなど、波乱万丈な人生を送ってきたセレーナがそれでも“強さ”を保つことができたのは、自分と同じような苦しみを抱える人たちを助けたいという気持ちだったという。

画像: セレーナ・ゴメスがメンタルヘルスについて語る

 セレーナは、「私は人に尽くすタイプの人間なの。私が幸せを感じるのは愛する人たちと一緒にいるとき」と言うと、「全身性エリテマトーデス、腎臓移植、化学療法、メンタルヘルスの問題、大失恋…。打ちのめされる可能性はいくらでもあった。何かを経験するたびに、『これ以上のことってある?今後、私はどんな問題と向き合うことになるんだろう?』って思った。そのたびに、『あなたはこれからたくさんの人たちを助ける』と自分に言い聞かせた。その考えが私を支えてくれた。もしそれがなかったら、自分の弱さに負けて、自分を傷つけるようなことをしてしまっていたかもしれない」と続けた。

 ちなみに、ご存じの方も多いと思うが、心の健康を保つためにセレーナは数年前からSNSと距離を置いている。現在もそのスタンスは変わっていないそうで、写真や文章をアシスタントに渡して、代わりに投稿してもらうという手法を取っている。おかげで人と比べることもなくなり、より自分自身に集中できるようになったそう。(フロントロウ編集部)

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