LGBTQ+であることを公表している選手が史上最多となった2020東京オリンピックに続き、2020年東京パラリンピックでも、LGBTQ+であることをオープンにしている選手の人数が過去最多となっていることが分かった。(フロントロウ編集部)

最低でも31人のLGBTQ+選手が参加

 2020年東京パラリンピックに参加している選手の中で、LGBTQ+であることをオープンにしている選手が最低でも31人に達し、パラリンピック史上最多となっていることが、LGBTQ+に特化したスポーツニュースを専門に扱う米メディアOutsportsの調査でわかった。

 Outsportsでは、パラリンピックの現役&元選手、ジャーナリスト、ファンの助けを借りて、2020年東京パラリンピックに参加する、LGBTQ+であることをオープンにしている選手のリストを作成。

 今回の調査で名前が挙がった選手の大半が女性選手で、男性選手はイギリスの馬術代表のリー・ピアソン選手1人のみ。男性・女性という2枠のジェンダーに限定・分類されないノンバイナリーやジェンダーニュートラルな選手は3人いたという。

画像: 東京パラリンピック2020 馬術イギリス代表のリー・ピアソン選手

東京パラリンピック2020 馬術イギリス代表のリー・ピアソン選手

 そしてリストの40%近くが車イスバスケの選手だったが、こちらは、LGBTQ+の車いすバスケ元アメリカ代表のステファニー・ウィーラーとアビゲイル・ダンキンが調査に協力したからである可能性があるという。

 LGBTQ+のパラリンピック選手においては、車いすバスケのジュード・ハマー(イギリス代表)とボートのローレン・ロールズ(イギリス代表)がパラリンピックの開幕に合わせた英The Telegraphとのインタビューで、新型コロナウイルスのロックダウン中のオンライン交流を通して交際に発展した経緯を明かすなど、五輪の時と同じように、選手同士のロマンスの話題も飛び込んできている。

(フロントロウ編集部)

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