メーガン・ジー・スタリオンが、BTSの「Butter」にフィーチャリングで参加したリミックスバージョンをリリースすることをレーベルに拒否されているとして、裁判所に「緊急支援」を求めた。(フロントロウ編集部)

メーガン・ジー・スタリオンが参加したBTS「Butter」のリミックスがリリースへ

 BTSとメーガン・ジー・スタリオンが今週8月27日(金)に「Butter」のリミックスバージョンをリリースすることを発表した。「Butter」はBTSが今年5月にリリースしたシングルで、米Billboardの全米シングルチャートで通算9週にわたって1位を獲得するなど、2021年に最もヒットしたシングルの1曲となっている。

 今年のグラミー賞で最優秀新人賞を受賞するなど、現在最も勢いに乗っている若手ラッパーのメーガン(26)とBTSとのコラボとなれば、再び「Butter」に注目が集まること間違いなしという豪華な組み合わせだが、メーガンによれば、彼女のレーベルである1501サーティファイド・エンターテイメントは、直前までこのリミックスをリリースすることを拒否していたという。

 メーガンは自身のレーベルを相手取り、リミックスのリリースを求める訴状を米現地時間8月24日に提出して、リリースを認めてもらえるよう「緊急支援」を裁判所に求めた。

画像: メーガン・ジー・スタリオンが参加したBTS「Butter」のリミックスがリリースへ

 本名をメーガン・ピートという彼女は訴状で次のように述べている。「もしもピートが、『Butter』というBTSの曲のリミックスにフィーチャリング・アーティストとして参加している新曲を今週金曜日にリリースできなければ、彼女の音楽キャリアは修復しようのない損失を被ることになり、ファンや音楽業界の他のアーティストたちとの関係性に壊滅的な影響を与えることになるでしょう」。

 「彼女の個人的な善意に対する修復しようのない損失や、音楽における彼女の芸術表現を沈黙させることは、損害賠償の類では補填できないものです」。

 米Varietyによれば、メーガンが1501サーティファイド・エンターテイメントからリリースを拒否されるのは今回が初めてではなく、2020年3月に発表したEP『Suga(シュガ)』をリリースしようとした時にもレーベルから阻止され、メーガンはこの時、レーベルに対して一時的な接近禁止命令を取得。メーガンは今回、BTSとの「Butter」リミックスのリリースを拒否するのは、昨年の接近禁止命令に反するものだと主張した。

 その後、裁判所はメーガンの主張を認めて、今週8月27日(金)に「Butter」のリミックスバージョンが正式にリリースされることが決定した。1501サーティファイド・エンターテイメントはこの件に関してコメントを発表していない。(フロントロウ編集部)

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