ケイト・ウィンスレット主演ドラマ
『メア・オブ・イーストタウン / ある殺人事件の真実』は、ケイト・ウィンスレットが主演・制作総指揮を務める、全7話のHBO最新ドラマ。
全員が顔見知りという田舎町イーストタウンで、刑事メア・シーアン（ケイト・ウィンスレット）がシングルマザーの少女の惨殺事件の捜査にあたる。誰もが容疑者となりうる状況のなか、父親、元恋人、親友、教師、神父....少女を取り巻く住民たちの想いは絡み合い、やがて事件は思いもよらない展開を見せて、ラストに衝撃の真実が待ち受ける。
2021年エミー賞で16部門ノミネートを果たした本作は、辛口レビューサイトRotten Tomatoesでは満足度94%の高評価となり、衝撃の“真実”が明かされた最終話の放送日にはホラーの巨匠スティーヴン・キングもTwitterでの犯人予想に参加するなど盛り上がり、米動画配信サービスHBO Maxではアクセスが集中するあまりサーバーがダウンする前代未聞の事態に。最終話はHBO Maxの初配信から24時間での歴代最高視聴率を獲得した。
さらに本作は、ケイトが制作陣にセックスシーンで見えた自身の脂肪の加工修正を禁じたことを明かすなど、社会的な意味でも大きな話題になった。
『メア・オブ・イーストタウン / ある殺人事件の真実』予告編
Amazonプライム・ビデオが「逃した」と嘆く名作
HBOが権利を獲得した『メア・オブ・イーストタウン / ある殺人事件の真実』は、Amazonプライム・ビデオを手がけるAmazon Studiosの代表であるジェン・サルケが「逃した1本」として挙げるドラマ。
2021年8月のエディンバラTVフェスティバルの特別セッションで、ジェームズ・コーデンに「逃げた1本」は何かと聞かれたサルケ氏は、『メア・オブ・イーストタウン / ある殺人事件の真実』だと回答。
「『メア・オブ・イーストタウン / ある殺人事件の真実』を手に入れようと頑張ったのですが、交渉で負けてしまいました」と語ると、「私は、この作品が本当に大好きで、ケイト（・ウィンスレット）のファンでもあるので、この作品を私たちのサービスで提供できたら誇りに思ったでしょう」と続けた。
大手スタジオが敗北をはっきり認めて他社のコンテンツを羨むのは非常に珍しいこと。それだけ『メア・オブ・イーストタウン / ある殺人事件の真実』が、業界の大物から見ても素晴らしい作品ということなのだろう。
『メア・オブ・イーストタウン / ある殺人事件の真実』はU-NEXTにて2021年8月27日（金）0時より日本初、見放題で独占配信。（フロントロウ編集部）
