2021年ロングヘアは「ハイレイヤー」がトレンド
クセがつきにくく、幅広いヘアアレンジが楽しめる定番のヘアスタイル「ロングヘア」。長年根強い人気を誇るヘアスタイルである一方で、ショートカットやボブに比べてマンネリしやすく、いつもと代り映えしない髪型に悩んでいる人もいるのでは?
そんなロングヘアを“今っぽく”アップデートしたい人に、ぜひオススメしたいのは「ハイレイヤーカット」。ハイレイヤーカットとは、髪に段差を入れる“レイヤーカット”よりも高い位置にレイヤーを入れて強調するヘアスタイルのことで、髪全体に動きをつけやすく、フェイスラインをカバーして小顔効果が期待できるところが大人気。
俳優のジェナ・ディーワンなどを手がけるセレブ御用達ヘアスタイリストのクリスティン・シモンズも、今後「ハイレイヤーカット」のロングヘアがトレンド入りするだろうと予想。
米The Zoe Reportsのインタビューで、クリスティンは「秋冬に向けて、髪の長さをキープながら大胆にレイヤーカットを入れて髪に動きを与える人が増えているね」とコメント。なかでも、トップの髪が短くし、襟足やサイドの髪を長めに残したハイレイヤーカットの一種でもある「ウルフカット」をリクエストする顧客が絶えないという。
ほかにも、クリスティンは「前髪」がこれまで以上に復活しつつあると指摘。「ふわっとしたカーテンバングから、強い印象を与える顔周りのストレートなバングまで、あらゆる前髪と(ハイレイヤーカットを)組み合わせるのがトレンドになると思う」と話した。
実際に、SNSトレンドの中心を担うZ世代からも「ハイレイヤーカット」の人気は高く、TikTokのフォロワー数が6300万人を超えるアディソン・レイや、若者に圧倒的な人気を誇るシンガーのビリー・アイリッシュなども、さっそく自身のヘアスタイルに取り入れている。
ハイレイヤーカットのスタイリング方法
俳優のマデライン・ペッチやオリヴィア・ロドリゴを手がけるヘアスタイリストのライアン・リッチマンによると、ハイレイヤーカットを入れたロングヘアをより現代的に仕上げるポイントは、髪にカールを加えてふわっとさせること。
ライアンは「ハイレイヤーカットは、いつもクールでエッジの効いた印象を与えるけれど、柔らかいボリュームと質感をスタイルに加えることもできる」と説明。コテやアイロンを使って内巻きや外巻きにカールさせたり、ウェーブを加えたりするだけで、髪全体にエアリー感が生まれ、また違った雰囲気を楽しむことができるとアドバイスした。
新しい季節になると、ヘアスタイルを変えて気分を一新したくなるもの。秋に向けてトレンド感たっぷりのハイレイヤーカットを取り入れてイメチェンしてみては。(フロントロウ編集部)