悩み別のメイク下地の選び方
ベースメイクの仕上がりを格上げしたいなら、力を入れるべきはメイク下地選び。メイク下地とひと言で言ってもその種類はたくさんあり、その種類ごとにメリットや働きも異なるため、自分の悩みに合うものを選ぶことが理想の仕上がりに近づく近道だという。

そこで知りたい、肌悩みごとに適したメイク下地の選び方をメイクアップアーティストが解説。気になる悩みに合わせて選ぶ、メイク下地の選び方をご紹介。
毛穴やシワが気になる:ブラーリングプライマー
毛穴などの肌の凸凹やシワ、小ジワが気になる人に向けてプロが勧めるのが、ブラーリングプライマーという種類の下地。ブラーリングという言葉にはぼかすという意味があり、その文字通り肌をぼかす機能に優れている。

ニューヨークを拠点に活動するメイクアップアーティストのジュリエット・ペルーは、「ブラーリングプライマーは、肌をぼかしてなめらかに見せる働きが突出している」と説明し、毛穴やシワを目立たなくして均一な肌に仕上がると話した。
肌の色ムラが気になる:色補正下地
肌の赤みや黄みなど色ムラが気になる肌にぴったりなのが、色補正効果に特化したメイク下地。メイクアップアーティストのリンジー・トロップは、「色補正下地は、その下にある肌の色を打ち消すように設計されているから、赤みや黄み、くすみなどが気になる人はこれを選ぶといい」と米Byrdieでコメント。

気になる色ムラを目立たなくして均一な仕上がりが叶うという。ちなみに赤みをカバーしたいならグリーン系、黄みをカバーしたいならブルー系の色補正下地を選ぶといいそう。
メイク崩れが気になる:シリコンベースの下地
メイク崩れを防ぐには下地は欠かせないけれど、とくに崩れやすいという人にオススメなのがシリコンベースのメイク下地。

リンジーは、「シリコンベースの下地は、肌とメイクの間にバリアをつくって皮脂をブロックしてくれるから、抜群に崩れにくくなる」と説明。ただしシリコンの入ったメイク下地は肌が乾燥しやすくなる恐れもあるため、乾燥しやすい肌の人にはオススメできないそう。
乾燥が気になる:ハイドレイティングプライマー
肌が乾燥してカサつきやすいなら、選ぶべきはハイドレーティングプライマー。ハイドレーティングプライマーとは、肌にうるおいを与えて乾燥を防いでくれるメイク下地のこと。

乾燥肌は、メイクすることでさらに乾燥がひどくなることもあるけれど、このタイプのメイク下地を使うことで時間が経っても乾燥しにくくなるそう。とくにオススメのタイプについてリンジーは、「ヒアルロン酸がたっぷり配合されたハイドレーティングプライマーを選んでみて」とアドバイスした。
メイクの仕上がりを支える化粧下地をマスターして、理想のベースメイクを手に入れてみて。(フロントロウ編集部)