オンラインでキアヌ・リーブスから連絡が…?
昔は電子メールで、現在はインスタグラムなどのSNSで、有名人になりすました人物からメッセージが送られてきたことがある人は少なくないのでは?
多くの人は、すぐにそれがなりすましだと気づき、メッセージを無視するが、そうならない人もいる。
アメリカに住むモーリーという女性のおばは、70代の女性。そんな彼女は、なんと1年近くもの間、ある人物と連絡を取っているという。それはなんと…、キアヌ・リーブス!?
事の始まりは、ある人物が彼女にSNS上で連絡を取ってきたこと。その後Google ハングアウトに場を移し、会話を続けるなかで、その人物が自分はキアヌだと話してきたそう。
もちろんモーリーを含む家族たちは、それはなりすましだと判断。女性にもそう話しているそうなのだが、「彼女は洗脳されていて、家族の言うことを聞かない」という。なりすましに騙される人をバカにする人は多いが、モーリーは、「私のおばはバカではありません。これは純粋に感情的な話なんです」と、米LA Timesの取材で話す。
そして女性は、キアヌを名乗る人物からネックレスとピアスを贈られたこともあり、それを毎日身につけているという。しかしその代わりに、相手は女性に約110万円をくれないかと催促したそう。モーリーたち家族は、女性がなりすまし犯に何かをあげたことがあるかどうかは知らないそうだが、「1年も話しているとしたら、何かをあげているでしょうね」と語る。
さらには、なんと女性は、アーカンソー州にある自宅を売ろうとしているそう。それはなんと、キアヌが住むカリフォルニア州ロサンゼルスに移り住むため!
まだ実行に移されてはいないようだが、モーリーの口ぶりからは、女性が聞く耳を持っていないことがうかがえる。
ちなみに、キアヌ・リーブスは少なくとも公式インスタグラムや公式ツイッターのアカウントは作っていない。
この状況を経験したモーリーは、高齢の裕福な女性のふりをしてインスタグラムアカウントを作り、大量にキアヌのファンアカウントをフォローしてみたという。するとなんと、速攻で5人のキアヌのなりすましからコンタクトされたという。
そしてその後、なりすましからはセレブリティイベントで会うために、ビットコインで約22万円の参加費を払うようにとメッセージが届いたそう。
芸能人のなりすましは若い世代をターゲットにしたものもあったが、現在では高齢の人々を狙ったものも多いことがうかがえる。アメリカの連邦取引委員会によると、コロナ禍ではオンライン上のなりすましが増加しているという。
自分は大丈夫だと思わずに、警戒心は忘れずにいたほうが良さそう。
(フロントロウ編集部)