子育てを優先しメットガラを欠席したホールジー
米現地時間9月13日に、ニューヨークのメトロポリタン美術館にて第75回メットガラが開催され、『In America:A Lexicon of Fashion(イン・アメリカ:アメリカのファッション辞典)』というテーマのもとで、豪華なファッションに身を包んだ多くのセレブたち集結。8月27日に通算4作目となるニューアルバム『If I Can't Have Love, I Want Power(イフ・アイ・キャント・ハヴ・ラヴ、アイ・ウォント・パワー)』をリリースしたホールジー(26)も出席が期待されていた1人だったが、ホールジーが会場に姿を見せることはなかった。
というのも、ホールジーは今年7月に、恋人で脚本家のアレヴ・エイディンとの間に第1子となるエンダー・リドリー・エイディンを出産したばかり。先月には、公園で堂々と授乳している写真をインスタグラムで公開して称賛を集めたホールジーだが、エンダーへの授乳を優先するため、今年のメットガラへは不参加を決めたという。
ホールジーは現在は削除されている一連のツイートで、メットガラへの不参加を決めた経緯について説明。今年のテーマである『イン・アメリカ:アメリカのファッション辞典』になぞらえながら、アメリカがG7の7カ国で唯一、有給の産前産後休暇や育児休暇がない国であることを次のように皮肉っている。「私はまだ授乳しているから。赤ちゃんが7週間前に生まれたばかりだからね。出産してすぐに仕事に戻らなくてはいけないこと以上に、『アメリカン・ファッション』なことはないね(笑)」。
ホールジーは次のように続けている。「(会場で)搾乳する方法がないとも思うし、ちなみにこれはすごく痛い行為。オフを取れる余裕があるほどの特権が私にあるのは理解しているけど、(産後の母親に)求められることは変わらずあって、私にも例外なく生物学的なことは起こる」。
ホールジーに批判が寄せられることに
女性は産後も身体的・精神的に大変なことと向き合い続けるが、乳腺炎はひどい発熱や痛みを引き起こしかねない身体的トラブルのひとつ。3時間以上授乳しないと乳腺炎を引き起こしやすいため、ホールジーはそういったことも考慮して出席できる体にないと判断したよう。
産後の現実について正直に語ったホールジーのツイートには称賛が寄せられた一方で、一部の心ない人からは、“産後に休みが取れる人が文句を言うべきではない”といった理不尽な批判の声も寄せられた。
ホールジーはそうした批判に反論する形で、「私は日々、自分の特権や、赤ちゃんが私にくれる時間について考えてる」と、自分が経済的に恵まれた立場にあることは理解していると改めて強調した上で、「けど、否が応でも、身体は身体が望むようにしかならないの。私はそれらすべてを乗り切るために全力でやってる!」と続けた。
ニッキー・ミナージュがホールジーを擁護
そうしたなか、2020年10月に夫であるケネス・ペティとの間に第1子を出産し、同じく今年のメットガラへの参加を見送ったニッキー・ミナージュ(38)が、SNSでホールジーを擁護。
ニッキーはホールジーの一連のツイートをスクリーンショットした画像をインスタグラムストーリーズに投稿して、「呆れる」とホールジーに寄せられている批判を非難した上で、「ホールジー、あなたは説明する必要なんてないよ」とホールジーをサポート。「アンタら、新米ママがした選択を責めるなんて、おかしいよ?」とニッキーは続け、ホールジーを批判する人々に苦言を呈した。
理不尽な扱いを受けている人のために今回も立ち上がったニッキー。一方でそんなニッキーは、ワクチン2回摂取済みというルールがあったためメットガラに参加しておらず、その事実を明かした時に現時点ではワクチン接種は考えていないと認めて、こちらはセレブ仲間やファンからも批判の声が噴出している。(フロントロウ編集部)