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シンガーのホールジー(Halsey)が第1子の誕生を報告した。(フロントロウ編集部)

ホールジーが念願の第1子出産を報告

 米TIME誌が発表した2020年版「世界で最も影響力のある100人」の1人である人気シンガーのホールジー(26)が第1子の誕生をインスタグラムを通じて報告した。

 ホールジーが産まれたばかりの我が子を胸に抱き、恋人で脚本家のアレヴ・エイディンを愛おしそうに見つめる分娩直後に撮影されたとみられる1枚には「感謝。“レア”で多幸感に満ちた出産に。パワード・バイ・ラブ(※)」というメッセージが。

※「愛によって動力を与えられた」という意味

 7月14日に誕生した第1子が「Ender Ridley Aydin(Ender Ridley Aydin(エンダー・リドリー・エイディン)」と命名されたことも明かされた。


めずらしい名前の意味は?

 自身のプロナウン(性自認・性表現に関する代名詞)を「She/They」としているホールジーは、我が子の性別に関してはとくに言及していない。

 「Ender(エンダー)」というファーストネームはアレヴの出身地であるトルコに起源する男の子につけられることが多い名前で、「非常にレアな」「とても特別な」といった意味がある。

 エンダーの出産から4日後に投稿されたホールジーの出産報告に“レア”という言葉が含まれていたのはそのためだったよう。

 ミドルネームの「Ridley(リドリー)」はイギリスを起源とする「清らかな木(森)」という意味を持つ名前。海外の名づけサイトnameberry.comによると、こちらはジェンダーニュートラルな名前で近年人気が高まっている。


早速、授乳写真を公開

 8月にリリースするニューアルバム『If I Can't Have Love, I Want Power(イフ・アイ・キャント・ハヴ・ラヴ、アイ・ウォント・パワー)』では、パンクロックを意識したサウンドにのせて「妊娠と出産にまつわる喜びと恐怖」を歌い、同作のカバーアートには「産後の体型や授乳に関する社会の偏見を根絶」を目的とした乳房を露出したビジュアルを起用したことで話題のホールジー。

 出産報告とともに公開したスライドショーの2枚目では、早速エンダーに授乳する写真も公開して、今後もママライフについて発信していく心構えを見せた。

 ホールジーは、若くして不妊につながるケースも多い子宮内膜症と診断され、複数回にわたって手術を受けたことを2017年に公表。2015年、20歳の頃には、この病気が原因でライブ中に流産するという肉体的にも精神的にも辛い体験をした。

 2020年の3月には不妊について歌った楽曲も発表するなど、ずっと母になることを切望していたホールジーが、今年1月に大きくなったお腹をお披露目して妊娠を発表した際には世界中のファンが歓喜。エンダーの出産により、ようやく夢を実現したホールジーの出産報告には、祝福のメッセージや記事執筆時点で380万件を超える「いいね」が寄せられている。

 ホールジーは、アレヴはもちろん、自身の妊娠~出産をサポートしてくれた産婦人科医や助産師、ナース、バースコーチ、マタニティヨガの講師/セラピストなどをタグづけして感謝の気持ちを表している。(フロントロウ編集部)

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