ストイックなことで知られるトム・クルーズが、過酷すぎて体調を壊してしまったある作品の撮影を振り返った。(フロントロウ編集部)

命知らず&ストイックなトム・クルーズ

 映画『ミッション:インポッシブル』シリーズをはじめとする数々のアクション作品に出演し、長年命知らずのスタントに挑み続けてきたトム・クルーズ。自分だけでなく共演者にもストイックな姿勢を貫くことで知られる彼は、ビルの3階から落ちたキャストにスパルタすぎる言葉をかけたり新型コロナ対策を怠ったスタッフを強く注意したりといったエピソードも持っている。

画像: 命知らず&ストイックなトム・クルーズ

 2022年に公開される予定の映画『ミッションミッション:インポッシブル7』に関してはキャリア史上最も危険を伴った撮影だったことを明かしているトムだが、実は1983年に出演した映画『アウトサイダー』でも、かなりの体調不良に見舞われたという。

トム・クルーズでさえ体調を壊した撮影

 映画『アウトサイダー』は、ラルフ・マッチオやC・トーマス・ハウエルなどが出演した青春映画。監督を務めたのは、映画『ゴッドファーザー』や『地獄の黙示録』をはじめとする名作をこの世に生み出したことで知られるフランシス・フォード・コッポラ。

画像: 一番左端がトム・クルーズ

一番左端がトム・クルーズ

 英トーク番組『グレアム・ノートン・ショー』に出演したトムは、『アウトサイダー』でチョコレートケーキを食べるシーンの撮影をしていた時のエピソードを明かした。

 「最初の2、3テイクは、『これはとてもおいしい、しっとりしている』と感じたんだ」と話し始めたトム。実はケーキが大好物だという彼は、初めのうちはチョコレートケーキが無限に食べられることに興奮していたそう。

 しかしコッポラ監督がそのシーンを何度も撮り直ししたせいで、気がつけば3日間ずっとケーキを爆食いしている状態に。

 「結局、このシーンを3日間かけて撮影し、チョコレートケーキを食べるシーンを100テイクほど撮影したんだけど、僕はそれを食べ続けなければならなかったんだ」と語ったトムは、「シュガーショックで、嘔吐してしまった」と告白。最後はチョコレートの味に耐えるので精一杯だったそう。

 “超人”、“完璧”とまで言われるトムだが、さすがにチョコレートケーキの食べ過ぎには相当やられてしまったらしい。そんな彼の次なる新作映画は、『トップガン マーヴェリック』と『ミッション:インポッシブル7』。いずれも2022年に公開予定。(フロントロウ編集部)

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