第1子を妊娠している俳優のジェニファー・ローレンスが中絶禁止法に反対する抗議デモに友人で同じく俳優のエイミー・シューマーと参加し、中絶の権利を訴えた。(フロントロウ編集部)

ジェニファー・ローレンスが中絶禁止法への抗議デモに参加

 先日、首都ワシントンD.C.で行われた中絶禁止法に反対する抗議デモに、映画『世界にひとつのプレイブック』でアカデミー主演女優賞を受賞した俳優のジェニファー・ローレンスが、友人で同じく俳優のエイミー・シューマーと参加した。

 後日、エイミーが「私には子宮がないし、彼女は妊娠しているけど、私たちはここに来た」というコメントともに自身のインスタグラムに投稿した写真がこちら。

 2019年に第1子を出産したエイミーは、子宮内膜症と子宮腺筋症の症状が悪化したことから、今年9月に子宮と虫垂を摘出する手術を受けた。対するジェニファーは、2019年に結婚した夫クック・マロニーとのあいだに現在第1子を妊娠している。

 ジェニファーが手に持っていたプラカードには「自分の体をコントロールできなければ、女性は自由になれない」、またエイミーが持っていたプラカードには「中絶は必要なこと」というメッセージがそれぞれ書かれていた。

 フロントロウで何度かお伝えしたが、今年9月、妊娠6週目以降の人工妊娠中絶を禁止する中絶制限法がテキサス州で施行された。この州法では、中絶が認めらるのは医療上の緊急事態にかぎり、強姦や近親相姦による妊娠を含めてその他の場合の中絶は認められない。また、妊娠6週以降の中絶を求める女性や、中絶を行なった医師、さらには当事者の家族や病院の関係者をまったく関係のない“一般市民”が訴える権利「私的訴権」が認められている。アメリカではミシシッピ州でも妊娠15州以降の中絶をほぼ全面的に禁止する法律が成立しており、全米各地で中絶の権利を求める抗議デモが活発化している。(フロントロウ編集部)

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