トム・ハーディ主演『ヴェノム レット・ゼア・ビー・カーネイジ』
2018年に劇場公開され全世界興行収入940億円を超える大ヒットを記録したトム・ハーディ主演のマーベル映画『ヴェノム』。その続編で、日本では12月3日に公開となる『ヴェノム レット・ゼア・ビー・カーネイジ』がアメリカで公開され、大ヒットを記録している。
映画業界は、新型コロナウイルスのパンデミックが始まってから、毎月のように変化を続ける感染状況に翻弄されてきた。そんななか、同作は10月1日の全米公開から3日間で約99億円(9,010万ドル)の興行収入を記録。コロナ禍での最高オープニング成績を保持していたMCU映画『ブラック・ウィドウ』の約88億円を上回るオープニング成績を残したと米Varietyは報じている。
『ヴェノム レット・ゼア・ビー・カーネイジ』は、映画『ロード・オブ・ザ・リング』でゴラム役を務めた俳優として知られるアンディ・サーキスが監督を務め、ウディ・ハレルソンやミシェル・ウィリアムズ、ナオミ・ハリスなどの人気俳優が名を連ねるソニー・ピクチャーズが配給のMCUとは別のマーベル映画。
ちなみに今回『ヴェノム レット・ゼア・ビー・カーネイジ』は劇場での興行収入で『ブラック・ウィドウ』の成績を破ったが、『ブラック・ウィドウ』は、劇場公開と同時に配信開始となったディズニー+でさらに約66億円(6,000万ドル)の興行収入をあげている。直近で公開されたMCU映画『シャン・チー/テン・リングスの伝説』のオープニング後3日間の興行収入は約82億円(7,500万ドル)だった。
また、現時点で『ヴェノム レット・ゼア・ビー・カーネイジ』の米批評サイトRotten Tomatoesでの批評家スコアは59%、観客スコアは85%。2018年に公開された前作『ヴェノム』も批評家スコアが30%で観客スコアが81%と大幅に批評家と一般の観客のスコアがかけ離れていたにもかかわらず大ヒットを飛ばしたことを考えると、今作もかなりのヒットが期待できそう。
マーベル映画『ヴェノム レット・ゼア・ビー・カーネイジ』は、2021年12月3日に日本公開予定。(フロントロウ編集部)