プロが勧める花粉症シーズンのメイクとスキンケア
春や秋の天敵といえば花粉。鼻水やくしゃみが止まらない、顔や目がかゆいなどの花粉症の症状のせいで、仕事や勉強に集中できないという人も多いはず。
そして花粉症がツラいときには、肌荒れやメイク崩れといった美容の悩みもつきもの。花粉のせいで肌がゆらいだり、目元がかゆくなったりしやすいため、いつものスキンケアやメイクではうまくいかないこともしばしば。
そんな悩みを解消すべく、プロが花粉症のシーズンに合わせたスキンケアとメイクについてアドバイス。
スキンケアは低刺激、無香料を選ぶ
花粉症がツラいときは、肌が敏感になりやすく、かゆみを感じることも多い。そのストレスを減らすには、スキンケアは低刺激で無香料のものを選ぶのがベスト。
皮膚科医のサラ・ウェイクリン医師は、「花粉症がひどいときには、肌はとくに刺激を受けやすくなって赤みやかゆみ、不快感を起こしやすいから、肌に反応を引き起こす可能性のある香料や防腐剤が入っていないスキンケアを選んでみて」とアドバイス。香料や防腐剤の入っていない低刺激の処方のものを使うと、比較的荒れにくくなるのだという。
また花粉による肌荒れを防ぐためには、肌のバリア機能を高めるスキンケア製品を選ぶことも大切。ウェイクリン医師は、「バリア機能を強化する成分が入ったものを使うと、肌荒れを招く外的要因をブロックしやすくなる」と説明した。
ベースメイクはスキンケア成分重視の製品を
肌がゆらぎやすい花粉症のシーズンは、ベースメイクにも注意が必要。
選ぶべきベースメイク製品についてメイクアップアーティストのルゥ・ダートフォードは、「メイクしながらスキンケア級の高いケアができるベースメイクコスメを選ぶといい」とコメント。肌が敏感になり炎症が起こりやすい花粉症の時期は、しっかりケアができるファンデーションやメイク下地、コンシーラーを選ぶべきだという。
そしてもうひとつ重要なのが、崩れにくさ。花粉症シーズンの肌は敏感なため、ただでさえメイクがヨレやすいうえ鼻をかんだり肌をかいたりすることも多いため、長時間崩れにくいものを使うといいそう。
アイシャドウプライマーは必須
花粉症で目のかゆみが気になるなら、アイシャドウのヨレを防ぐアイシャドウプライマーは必須アイテム。ルゥによると、目をかいてしまうことでアイシャドウがヨレたり、粉飛びしたりすることが多いため、事前にアイシャドウプライマーを使っておくべきだという。
ちなみに目が腫れている場合や赤くなっている場合は、アイシャドウの種類によってはこれを目立たせてしまうことも。そんなときには、腫れを強調するパール入りのアイシャドウや、赤みを強調する赤系のアイシャドウは避けるよう助言した。
マスカラやアイライナーはウォータープルーフに
ウォータープルーフのアイライナーやマスカラは定番となっているけれど、花粉症の時期こそその力を見直したいアイテム。目がかゆくなるだけでなく、涙が出ることも多い花粉症のシーズンには、パンダ目予防に欠かせない。ルゥは、水分に強くて持続性が高いアイテムを選ぶようアドバイスした。
花粉症がツラいときには、ぜひプロのアドバイスを参考にスキンケアやメイクを取り入れてみて。(フロントロウ編集部)