ディズニーによる日本のアニメ『スター・ウォーズ:ビジョンズ』で英語の吹き替えを担当したマシ・オカが、その制作について振り返った。(フロントロウ編集部)

アニメで英語吹き替えを担当したマシ・オカ

 『スター・ウォーズ』の世界観をベースに、日本のアニメーターたちが新たな物語を生み出したディズニープラスのアニメ『スター・ウォーズ:ビジョンズ』。

 日本版を制作した後に、英語吹き替え版が作られた本作では、英語版の吹き替えで、英語も日本語もできるハリウッド俳優が何名か参加するという豪華なキャスティングとなった。

 例えば、エフの声はドラマ『ザ・ボーイズ』で有名な福原かれん、センシュウは『スター・トレック』シリーズのジョージ・タケイ、ヴァンはケイリー=ヒロユキ・タガワが務めた。

 そして、『HEROES』などで知られるマシ・オカも、イーサン役で出演。本作での経験は、「とても、とても興味深かった。学ぶこともあったね」と米Colliderのインタビューで話す彼は、英語と日本語の違いや、俳優と声優で求められることが異なることについて語った。

画像: アニメで英語吹き替えを担当したマシ・オカ

 「(声の)調子が完全に違う。とくにユーモアの部分でだね。タイミングも非常に違う。私たちは口の動きに合わせて声をあてようとするけど、それはまず日本語のセリフに合わせて描かれている。でも私は日本語も完璧に理解できるし、話すこともできるから、同じトーンでいけるように努力した。しかし言葉の選び方も違うし、アクセントや強調する場所も違うから、異なってくる。
 それに、カメラの前で演技することの多い私たちのような俳優は、より自然に話すから、それはアニメの声の演技とはかなり違う。監督と、こういうことがしたい、この要素は残したいといったことを話すのは非常に楽しかったよ。あと、アニメでは即興の演技もできないね」

 マシ・オカや福原かれんが日本語も英語も担当していたら、どのような作品になっていたのかも気になるところ。『スター・ウォーズ:ビジョンズ』の英語版では、日本語を理解したうえで英語の吹き替えをこなした俳優たちの声の演技に注目。

(フロントロウ編集部)

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