ティモシー・シャラメが元共演者のスキャンダルに“大人の対応”
男性同士のひと夏の淡い恋を描いた映画『君の名前で僕を呼んで』でブレイクした俳優のティモシー・シャラメが、同作品で自身の相手役を務めた俳優のアーミー・ハマーのレイプ疑惑について米TIMEのインタビューで初めて言及した。
ティモシーは「あなたがその質問をした理由はちゃんとわかってる」としたうえで、「でも、これはもっと大きな議論に値する問題であり、僕は部分的に答えることはしたくない」と言って、それ以上の回答を避けた
『君の名前で僕を呼んで』をめぐっては、ルカ・グァダニーノ監督が、水面下で続編制作の話が進んでいることを昨年3月にペルーのLa Republica誌のインタビューで明かしており、ティモシーやアーミーら前作のキャストがカムバックすることを約束していたが、アーミーの相次ぐスキャンダル発覚によってその計画も変更になる可能性が高い。
アーミー・ハマーをめぐる疑惑と騒動を振り返る
映画『君の名前で僕を呼んで』で脚光を浴びて以降、話題作への出演が目白押しで、今後さらなる活躍が期待されていたアーミーだが、関係を持った複数の女性から“裏の顔”を暴露されたことがきっかけで、ジェニファー・ロペスと共演予定だった映画『Shotgun Wedding(原題)』や、映画『ゴッドファーザー』制作の舞台裏を描く新作ドラマ『The Offer(原題)』など、出演を予定していたすべての映像作品の降板を余儀なくされた。
事の発端となったのは、アーミーと複数の女性とのやりとりが記されたダイレクトメッセージ(DM)の流出騒動。アーミーは「デタラメだ」と主張しているが、流出したメールには、SM願望に加え、食人願望やレイプ願望といった性的願望を持っていることを感じさせる内容のものも含まれていたことから、その“ヤバさ”にファンが騒然とする事態に。その後、約4年間にわたって不倫関係にあった女性からレイプを告発されたことが“とどめの一撃”となり、ハリウッドから姿を消した。
アーミーは弁護士を通じて自身にかけられた疑惑を完全否定しているが、一連の騒動をうけて、所属する大手タレントエージェンシーのWMEはアーミーとの契約を解除。長年、パブリシスト(広報担当のエージェント)を務めてきた人物からも見限られたと米Hollywood Reporterは伝えている。
今年5月、酒や薬物、セックスの問題で治療を受けるため、フロリダ州のオーランド郊外にあるリハビリ施設に入所したことが報じられたが、現在の様子については一切明らかにされておらず、今後の俳優活動についても不透明となっている。(フロントロウ編集部)