『エターナルズ』にはどのヒーローが出る?
ついに劇場公開まで1カ月をきったMCU映画『エターナルズ』。オスカー監督のクロエ・ジャオがメガホンを取り、アンジェリーナ・ジョリーやサルマ・ハエックなど、実力派の俳優がMCU入りしたことでも話題となっている。
本作では超人的な能力と不死の肉体を持つ宇宙種族であるエターナルズが主人公だが、人間の登場人物もいる。それは、キット・ハリントンが演じるデーン・ウィットマン。
デーンは、代々受け継がれてきたブラック・ナイトという称号を引き継ぎ、人間でありながらエボニー・ブレイドという剣と黒い鎧によって悪と戦い、原作コミックスではアベンジャーズの一員として活躍。
デーンが登場することで、『エターナルズ』ではブラック・ナイトの姿も見られると思われていたが、そのファンの予想は外れそうだ。2020年に、『エターナルズ』のプロデューサーであるネイト・ムーアがこのような発言をしていたことを、米Screen Rantが明かした。
「彼(デーン)は興味深く、素晴らしいキャラクターだ。そしてキット・ハリントンは、じつは彼は昨日撮影を終えたんだけど、素晴らしかった。でも私たちはデーン・ウィットマンとセルシの関係を追ったから、コミックファンにとっては…。この映画でエボニー・ブレイドを見ることはないんだ。彼は必ずしもブラック・ナイトにはならない。でもこれについては先々で何かできるだろう」
セルシとデーンの物語
『エターナルズ』では人間であるデーンとエターナルズのセルシの関係にフォーカスし、ブラック・ナイトは出てこないよう。
キットは、『エターナルズ』以後もMCU作品に登場するかと質問された際に、「僕のキャラクターがどこへ行くのか、行かないのか、何も知らない。彼が誰になりえるのか、誰なのか調べたよ。そこには長い道がある可能性がある。そしてこれが、僕のキャラクターにおける氷山の一角であることを願う」とコメントしていたが、そこには、こんな背景もあったのかもしれない。
ちなみに、マーベル・スタジオのケヴィン・ファイギ社長は、『エターナルズ』の「キャストたちのアンサンブルのなかで主役となる存在がいるとしたら、それは、ジェンマ・チャンが演じるセルシ」だとしており、ブラック・ナイトは登場しなくとも、セルシとその相手となるデーンの物語は重要だと予想できる。
(フロントロウ編集部)