毎日の食事でコラーゲンの生成を促す方法
肌にとって重要な成分のなかでもトップレベルの知名度を誇るコラーゲン。コラーゲンは体内に自然に存在するものの、加齢とともに生成量が減少してハリや弾力の低下を招くため、どうにかして増やしたいもの。とはいえコラーゲン自体を口から取り入れたとしても、その多くが胃や腸で消化酵素によって分解されることもあり、一筋縄ではいかない。
そこで大切なのが、コラーゲンの生成を促す食品を取り入れること。皮膚科医によると、コラーゲンを増やすサポートをする栄養素を毎日の食事で積極的に取り入れることで、ハリや弾力のある美肌に近づけられるという。
皮膚科医が教える、コラーゲンの生成を活発にする食品をチェック。
柑橘系のフルーツ
コラーゲンの生成を活発にする方法のひとつが、レモンやみかん、グレープフルーツなどの柑橘系のフルーツを取り入れること。
皮膚科医のホイットニー・ボウ医師は、「柑橘系に豊富なビタミンCは、コラーゲンの合成に必要不可欠な栄養素だから、不足させないように積極的に取り入れることが大事」と米Mind body greenで説明。ビタミンCをしっかり摂取することでコラーゲンの生成が安定化するため、美肌の維持が期待できるという。
卵白
タンパク質が豊富な卵はさまざまな料理で使われる食材だけれど、その卵のなかでもコラーゲンの生成を促してくれるのが卵白。
ボウ医師は、「卵白にはコラーゲンを構成するグリシンとプロリンのアミノ酸が含まれている」と話し、そのためコラーゲンの生成を促す効果が期待できると説明した。
ナッツ
ヘルシーな間食にぴったりのナッツも、じつはコラーゲンの生成を助けてくれる栄養素を含んでいる。
その栄養素とは亜鉛。ボウ医師によるとナッツに豊富に含まれる亜鉛は、コラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸といった真皮の成分をつくり出す細胞である線維芽細胞をサポートする働きがあるという。
美肌を目指したいなら、コラーゲンの働きを助ける食品をぜひ取り入れてみて。(フロントロウ編集部)