最新ランウェイで目を引いたオシャレなリップメイク
ここ最近のメイクトレンドは、マスクの着用が欠かせなかったこともあり、目元や眉毛にフォーカスしたものが多かったけれど、ここに来てついにリップメイクがトレンドに復活の兆し。
パリやニューヨーク、ミラノ、ロンドンでこの秋行なわれたファッションウィークでは、リップにフォーカスしたメイクが大注目。エッジの効いた色使いや質感など、個性豊かなリップメイクがランウェイを席巻した。
どんなリップメイクが注目を集めたのか、5つのメイクをご紹介。
スパンコールリップ
日本でも絶大な人気を誇るAcne Studiosのコレクションで披露されたのが、大粒のスパンコールを使ったリップメイク。
Acne Studiosの春夏コレクションは、コルセットやガーター、シースルー素材などランジェリー風の要素をウエスタン調にアレンジしたルックが多く登場。そしてそこにエッジを加えたのがスパンコールリップ。
テラコッタ系カラーのスパンコールを唇に敷き詰めるようにのせたリップメイクを、あえてすっぴん風の抜け感のあるメイクに合わせて、リップを強調。スパンコールならではの凸凹感と、角度によって異なる複雑な輝きがオシャレ。
ツートンリップ
大胆なカラーのツートンリップが目を引くのは、2020年に誕生したブランドWeinsantoのコレクションで披露されたメイク。
ピンクとブラックを基調とし、キャバレーを彷彿とさせる艶やかなルックに合わせて、メイクはダークなヴァイオレットとフューシャピンクの2トーンカラー。
リップの輪郭部分に暗めのカラー、中心にビビッドなカラーをのせた、主張する2色のコントラストがドラマティック。
ブルーリップ
ロンドン発のファッションブランドであるMark Fastのランウェイで多くのモデルが取り入れたのは、ビビッドな寒色カラーのリップメイク。
アクティヴウェア風のスポーティーなルックが目立ったMark Fastのコレクションでは、トレンドの囲み目アイメイクに合わせて取り入れられたブルーのリップメイクが大注目。
ダーティな目元と鮮やかなブルーの大胆リップを組み合わせでフューチャリスティックなムードに。
ユニコーンリップ
デュア・リパやベラ・ハディッド、エマ・コリンなどセレブにもファンが多いブランドKNWLSのコレクションで注目を集めたのは、ユニコーンカラーのリップ。
ベルボトムやテンガロンハットなどボヘミアンな要素を多く取り入れたルックに、ユニコーンカラーに輝くホログラムリップを合わせてモードに。
偏光パールが入った幻想的なユニコーンカラーのリップを、きっちりと塗らずにあえてラフに塗って抜け感をつくって。
ブラックリップ
海外でじわじわ人気が高まっているブラックリップを使ったメイクは、ニューヨークファッションウィークで行なわれたDuncanのランウェイでも登場。
シースルーのソックスや花柄などコケティッシュなファッションが多くお披露目されたDuncanのランウェイメイクは、黒のコスメのみを使ったモノトーンメイクに。
目元を大胆に囲んだ重めのアイメイクにブラックのリップを合わせたメイクは、グランジっぽくってオシャレ。
ランウェイは、ファッションだけでなくメイクトレンドの宝庫でもあるので、今後この中のどれかがトレンド入りするかも。(フロントロウ編集部)