スヌープ・ドッグとエミネムが仲直り
今や大御所ラッパーのひとりであるスヌープ・ドッグが、自身の発言がきっかけで不仲に陥ってしまった同じくラッパーのエミネムにそのことを直接謝罪し、仲直りしたことをラジオ番組の『The Breakfast Club(原題)』で明かした。
昨年7月、スヌープが「エミネムは史上最高のラッパー10人のうちに入らない」と発言したのがすべてのはじまり。それを知ったエミネムが“売られた喧嘩は買う”と言わんばかりに、ラップでディスり返したことで、2人のあいだに不穏な空気が漂うことに。
スヌープは、「俺はエミネムが大好きだ。2人ともヒップホップを愛していてつねに競い合っている。俺たちはバトルラッパーだから、彼もカチンときたんだろうな」と言うと、「俺たちは兄弟であり家族だ。だからこそ、お互いに感謝することを学び、腰を据えてお互いに尊敬し合っていること、そして公の場でお互いについて話す必要があることについて、長時間話をした」と仲直りの経緯を説明。
続けて、「俺は彼に謝った。俺の気持ちを伝え、より良い自分になることを誓った。誰だって間違うことはある。俺はパーフェクトじゃない。なんてったって俺はスヌープ・ドッグだから」と語った。
ちなみに、先日、フロントロウでお伝えしたが、スヌープとエミネムは2022年に開催される第56回スーパーボウルのハーフタイムショーで、ドクター・ドレーやメアリー・J・ブライジ、ケンドリック・ラマーといったヒップホップ界を代表するアーティストたちと一緒にパフォーマンスをすることが決まっている。
スヌープによると、ドクター・ドレーとは旧知の仲であることから、彼にハーフタイムショー出演の話が来たとき、自分にも声がかかるだろうと予想していたそうで、実際、その通りになった。5人がどういったかたちで共演するのかはまだ明らかになっていないが、スヌープは「エミネム、ケンドリック、メアリー・J・ブライジが加わったことは特別なことだ。彼らは、ドクター・ドレーがどうやって現在の地位を築いたのかを示すスーパーフレンドだからね。(ドクター・ドレーは)みんなが本気で求めているものをかたちにしようとしている」と、来年の2月に大きな期待を感じさせるコメントを残している。(フロントロウ編集部)