シリーズ最新作『ハロウィン KILLS』が公開スタート!
日本での公開に先駆け、10月15日よりついに全米での公開がスタートした『ハロウィン KILLS』。アメリカでは公開3日間で50億円超え(5,035万ドル)となる驚異的なオープニング成績を記録し、映画『007 ノー・タイム・トゥ・ダイ』を抑え首位デビューを飾った。2021年公開の注目ホラー映画としては『クワイエット・プレイス 破られた沈黙』を超え、ナンバー1ヒットのホラー映画となっている。
日本では10月29日より公開となった本作の主演を務め、1978年に公開された初代『ハロウィン』より長年にわたってローリー役を務めてきたジェイミー・リー・カーティスに、フロントロウが単独取材。今後の『ハロウィン』シリーズについて、驚きの発言が飛び出した。
ローリー役ジェイミー・リー・カーティス、『ハロウィン』卒業か
この度公開された『ハロウィン KILLS』は、1978年に公開されたオリジナル版の続編となる2018年公開の『ハロウィン』の続編で、2022年に公開予定の次作、『Halloween Ends』で完結となる3部作の2作目。
ジェイミーは以前、米Total Filmのインタビューで次作『Halloween Ends』で『ハロウィン』シリーズから卒業することを匂わせていたが、その意思は本当なのかと質問すると、ジェイミーはこう答えた。
「まずいくつかハッキリさせておきたいんだけど、私達が元々作った『ハロウィン』はフランチャイズ…つまりシリーズではなかったんだよね。1本の映画だった。それが、長年の間でシリーズになって、今ではユニバースって呼べるんじゃないかな。『ハロウィンユニバース』っていうものが、今は出来上がっているんじゃないかなと思ってる」
「2つ目に、『ハロウィンH20』(1998年)を作ったときは、私としてはもうそれで終わりだと思ってた。もう『ハロウィン』に出るつもりは全くなかったんだけど、ある日ジェイク・ギレンホールが電話をしてきて、友人のデビッド・ゴードン・グリーン監督が映画の脚本を書いたと言ってきた。そして『ハロウィンについての映画を作るんだ』って聞いて、それがローリー・ストロードと、そしてローリーの娘、そして孫娘の話だと聞いたとき、参加をしたいと思った」
実はジェイミーとしては1998年というかなり早い段階でローリー役をやめようという意思はあったものの、今回の3部作の内容に惹かれて再びローリーを演じることになったよう。そして彼女はこう続けた。
「最後に、これは3部作なんだよね。他のフィルムメーカーがまた新しいアイディアを出してきても、ローリーに関してはもう、いろんなアイディアが出尽くしてしまっているから、新しいアイディアが出てくることはちょっと私には想像ができない」
と、どうやらジェイミーはもうローリーの物語は“ネタ切れ”だと思っている様子。そして、「もちろん絶対出ないとは言い切れないけれど、多分『ハロウィン』映画に今後出演することはないんじゃないかなと思ってる」と続け、ローリー役卒業の意思は変わらないことを明言した。
その後「答えが長くなってごめんなさい。これから短くしてみる」とハニカミ笑いをしたジェイミー。長年演じてきたローリー役からの卒業は淋しい気はするが、自分の中でもまだ整理中の様子だった。
映画『ハロウィンKILLS』は、10月29日より公開スタート。(フロントロウ編集部)