ロバート・ダウニー・Jr.がMCUに宛てて書いた手紙が公開に
2008年に公開されたMCUの1作目『アイアンマン』から2019年公開の『アベンジャーズ/エンドゲーム』まで11年にわたってアイアンマンを演じたロバート・ダウニー・Jr.(56)が、過去にMCUへの思いを綴った長文の手紙が10月19日に刊行された書籍『The Story of Marvel Studios: The Making of the Marvel Cinematic Universe(原題)』で公開された。
ロバートは、手紙のなかで共演者たちに名指しで感謝を示しており、まずはアベンジャーズの初期のメンバーたちに宛てて次のように綴っている。「私たちの巨大な相違の架け橋として、結合組織となってくれたジャクソンの存在(と彼がフューリーを演じてくれたこと)なしには語れない。ヨハンソンにチードル、レナー、ラファロ、ヘムズワース、エヴァンス、オルセン、そして私には強い結びつきがある(お揃いのタトゥーを入れようという話もあるね)」。
手紙は次のように続いている。「プラットやリリー、ラッド、カンバーバッチ、そしてボーズマン、それから、20年目に向かっていくこの厄介な集団の前衛部隊に相応しい人物として全員が同意するであろうラーソンは言うまでもないが、彼らには本当に感銘を受けている。マーベル史上で最も印象的な作品を再出発させたホランド(だからワッツ監督も)をここに含まないわけにはいかないね」。
続けて、2019年にディズニーによる21世紀フォックスのコンテンツ事業の買収が完了し、『デッドプール』のMCU入りが発表されることになる、同シリーズ主演のライアン・レイノルズにも言及。「それから、レイノルズにも言及したい(友情に関して、私が配給よりの人間ではないことをさらに証明するためにね)」とジョーク交じりにライアンへメッセージを送ったロバートは、『アイアンマン』1作目でローズを演じたテレンス・ハワードや、これまでのシリーズでヴィランを演じてきたキャストたちに触れながら、次のように続けた。
「私が君の車を所有している限り、私は初日に立ち返れるし、ハワードには感謝しているよ(私たちの最初のローズだ)。彼は私がキャスティングされるのに不可欠な存在だった。最後のほうになってしまったが、トニーが退治してきたあらゆる敵たちも触れられるべきだ。ブリッジズ、ローク、キングスレー、ピアース、ヒドルストン、スペイダー、そして最後にブローリンにも称賛を送りたい」。
手紙には、MCUのファンたちへのメッセージも記されており、ロバートは次のように綴っている。「最後に、私はこの映画たちが、平等や正義、自由についての会話のきっかけとなり、多様性を包括し、協力や犠牲、愛の力で不寛容と闘うことに繋がることを願っている」。
ロバートは、2019年に公開された『アベンジャーズ/エンドゲーム』をもってアイアンマン役を引退。アイアンマン役に復帰する可能性については、昨年、「もう完全に終わりだよ……僕としては、もうやり遂げたことだし、安心して手放せるよ」とポッドキャストで語っている。(フロントロウ編集部)