エド・シーランの「Overpass Graffiti」はかつての失恋がテーマ
エド・シーランが10月29日に活動休止明け初となるアルバム『=(イコールズ)』をリリースした。2017年にリリースした前作『÷(ディバイド)』以来、およそ4年ぶりとなる待望の新作となった『=』のリリース日には、先行リリースされていた「Bad Habits」と「Shivers」に続いて、「Overpass Graffiti」がミュージックビデオと併せてサードシングルとしてシングルカットされた。
2015年から高校の後輩であるチェリー・シーボーンと交際をスタートさせ、2017年に婚約。2020年にはチェリーとの間に第1子となるライラ・アンタークティカが誕生したエドだが、日本語で「高架下の落書き」を意味する「Overpass Graffiti」というタイトルが付けられたこの曲では、過去に経験した失恋をテーマにしているという。
「この曲はかつて経験した失恋についてのものなんだ」とエドはリリースに際してApple Musicのインタビューで語っている。「今でも思い出として残っていて色褪せない。高架下の落書きのようにね」。
エドはどうしても忘れられない失恋を「高架下の落書き」になぞらえながら、「きみのありがたみを僕が忘れることはない」と、忘れられないほどの愛を教えてくれた相手への感謝を歌っている。
ミュージックビデオでは日本語を披露
そして、日本のファンにとっては特に嬉しい内容になっているのが、アルバムのリリース日に公開された「Overpass Graffiti」のミュージックビデオ。
ビデオは、様々な場所を旅するエドを追うロードムービー風のストーリーになっており、監督を務めたジェイソン・ケーニッヒはビデオについて、「一瞬の時間を大切にして生きる」というメッセージが込められているとコメント。
ビデオはエドがバスに乗り込むところでフィナーレを迎えるのだが、バスを運転しているのはなんと、大ヒット曲「Shape Of You」のビデオにも出演していた力士。エドは、力士から「久しぶりだな」と日本語で挨拶されると、「どこにいくの?」や「一緒に行っていい?」と日本語でコミュニケーションを取っている。
ちなみに、ビデオのエンドロールのBGMには、力士との久しぶりの再会を祝福するように、日本人アーティストMARINAによる「Shape of You」の日本語カバー・バージョンを採用。プレイベートでもたびたび来日していることで知られる、エドの日本への愛が詰まった内容になっている。
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(フロントロウ編集部)