大ヒットドラマ『セックス・アンド・ザ・シティ』の主演俳優サラ・ジェシカ・パーカーが、年齢や容姿に関するネガティブなコメントに反論。(フロントロウ編集部)

サラ・ジェシカ・パーカーが「加齢」を指摘するコメントに苦言

 1990年代後半から2000年代にかけて一世を風靡したドラマ『セックス・アンド・ザ・シティ』の待望の続編『And Just Like That...(アンド・ジャスト・ライク・ザット…)』で、前シリーズに続き、主人公のキャリー・ブラッドショーを演じる俳優のサラ・ジェシカ・パーカーが、米Vogueのインタビューで自身の年齢や容姿についてあれこれ言う人たちに苦言を呈した。

 サラは、「男性なら絶対に言われないような、女性蔑視的な言葉が飛び交っている。白髪、白髪、白髪。『彼女、白髪があるの?』って。(人気トーク番組の司会を務める)アンディ・コーエンも白髪だらけだけど、彼の場合は“素敵”と言われる。なぜ彼は白髪でもアリなの?もうなんと言えばいいのかわからない」と言うと、こう続けた。

 「とくに、ソーシャルメディアではみんな言いたい放題。『彼女はシワが多すぎる』とか『彼女はシワが少なすぎる』とか。みんなまるで私たちが今の自分に満足することを望んでないみたい。自然に歳を重ねようが、完ぺきな姿でなかろうが、自分が心地よいものを選択しようが関係なく、私たちが今の自分の姿に苦しむことを望んでいるように思う。私は自分がどんな外見か知っている。これ以上、私にどうしろと?年を取るのをやめろと?それとも消えろと?」

画像: ニューヨーク市内にあるレストランでランチをするサラ・ジェシカ・パーカー(左)とアンディ・コーエン(右)。

ニューヨーク市内にあるレストランでランチをするサラ・ジェシカ・パーカー(左)とアンディ・コーエン(右)。

 『And Just Like That...』では、サラ演じるキャリーとシンシア・ニクソン演じるミランダ、クリスティン・デイヴィス演じるシャーロットが、これまでと同じくニューヨークを舞台に、30代よりもさらに複雑な50代における友情や日常を生き抜く様子が描かれる。

 ファン待望の続編とあって大きな期待が寄せられている一方で、ドラマの放送終了から17年、映画『セックス・アンド・シティ2』の公開からすでに11年が経過していることから、SNS上には3人の年齢や容姿に関するネガティブなコメントもちらほら。

画像: サラ・ジェシカ・パーカーが「加齢」を指摘するコメントに苦言

 しかしサラは、男性の加齢はポジティブにとらえられることが多いのに対し、女性の加齢はネガティブにとらえられることが多いのは“女性蔑視”だとして真っ向から反論。実際、ハリウッドでは中年の女性たちは脇役に追いやられる傾向にあり、『And Just Like That...』はそんなハリウッドのトレンドに抵抗する作品となっている。(フロントロウ編集部)

This article is a sponsored article by
''.