リドリー・スコット監督作品『ハウス・オブ・グッチ』
ファッションブランドであるグッチ(Gucci)一族の争いを描いたサラ・ゲイ・フォーデンの著書『The House of Gucci: A Sensational Story of Murder, Madness,Glamour,and Greed』を基に、伝記と暗殺事件のサスペンスを組み合わせた映画『ハウス・オブ・グッチ』のプレミアが開催された。
創設者グッチオ・グッチの孫であり、グッチの会長を務めていたマウリツィオ・グッチをアダム・ドライバーが演じ、その妻でマウリツィオの殺害をヒットマンに依頼した罪で有罪判決を受けたパトリツィア・レジアニをレディー・ガガが演じる同作は、1995年を舞台に描かれているため、キャストが着用している衣装の中には、グッチの貴重なヴィンテージものが多用されていることでも注目されている。
監督を務めるのは、映画『エイリアン』や『ブレードランナー』で知られるリドリー・スコット。現在83歳の彼は2021年に映画『最後の決闘裁判』と『ハウス・オブ・グッチ』の2作品を制作したことで、多くの映画ファンを驚かせている。
現地時間11月9日、イギリスのロンドンにて同作のプレミアが開催。主要なキャストが一堂に会した。
顔ぶれが豪華すぎる!『ハウス・オブ・グッチ』プレミア開催
会場に姿を現したのは、主演のレディー・ガガやアダム・ドライバーをはじめ、ジャレッド・レト、サルマ・ハエック、ジェレミー・アイアンズ、ジャック・ヒューストン、カミーユ・コッタン、マダリーナ・ディアナ・ゲネア、そして原作者のサラ・ゲイ・フォーデンなど。
グッチの全面協力の元制作されている本作の主要なキャストたちは、グッチのアイテムを身につけて会場に現れた。
ダークバイオレットのシフォンタートルネックケープガウンを着用したレディー・ガガは、その長い裾をひらつかせてカメラマンにゴージャスさをアピール。その美しくはためく布は、まるで宗教画のように美しいと会場の目を引いた。
ターコイズカラーのベルベッドスーツを着用したジャレッド・レトは、クリスタルで覆われた心臓型のグッチのクラッチバックを小脇に携えて登場。ネイルもバッグに合わせた色に。
サルマ・ハエックは、グッチのキャップスリーブVネックガウンに、大ぶりなゴールドのネックレスを合わせたド派手な衣装。
一方でメインキャストのアダム・ドライバーはバーバリーのぱりっとしたネイビースーツを選んだ。というのもアダムは最近、バーバリーの男性用フレグランス「ヒーロー(Hero)」の広告塔になったばかり。おそらく、そちらを意識した装いで会場に来たのだろう。
アメリカでは11月に公開される『ハウス・オブ・グッチ』。日本では1月14日に公開予定。(フロントロウ編集部)
※本記事では、イベント日と公開日に誤植がありましたので修正いたしいました。