モデルのベラ・ハディッドが自身が抱える不安とソーシャルメディアが与える影響について熱弁をふるった。(フロントロウ編集部)

ベラ・ハディッドが“泣き顔”をさらしたワケ

 科学的に「世界で最も美しい顔を持つ女性」に選ばれたこともあるモデルのベラ・ハディッドが、自身のインスタグラムに“泣き顔”の写真を何枚も投稿し、メンタルヘルスの問題について赤裸々に語った。

右にスクロールするとベラの泣き顔の写真が何枚も出てくる。

 俳優のウィル・スミスの娘として知られるウィロー・スミスが不安について語る動画を見て、心を動かされたというベラは、「あなたとあなたの言葉が大好き。おかげで孤独感が少し和らいだ。だからこの投稿をすることにした」と切り出すと、続けて自身が抱える不安との戦いについてこう綴った。

 「自分は十分じゃないと感じることも、自分に対して不安を覚えることも自然なこと。でも、そこから学べることもある。人間はみんな異なる生き物で、ひとりひとりがとても特別でユニークなものを持っている。忘れがちだけど、みんな大体同じようなことを感じている。自分を見失い、混乱し、なぜ自分がここにいるのかわからなくなる。そういった不安を誰もが感じている。そして、何らかの方法でその不安を隠そうとしている。私たちはみんな“欠陥”のなかでつながっている。不安も喜びも幸せもすべて美しく自然なものとして受け入れて。私にとってこれはかれこれ数年間、ほぼ毎日、毎晩のこと(※恐らく泣き顔の写真を意味している)

画像: ベラ・ハディッドが“泣き顔”をさらしたワケ

 「ソーシャルメディアの世界は現実の世界とは違う。今苦しんでいる人はどうか覚えておいて。あなたはひとりじゃないということを。これは私から“あなた”へのメッセージ。あなたはひとりじゃない。私はあなたのことを愛しているし、あなたのことをちゃんと見ている。あなたの声は私に届いている。セルフヘルプ(自助)と精神疾患/化学的不均衡は直線的じゃない。障害物のなかをジェットコースターで走り抜けていくようなもので、浮き沈みも激しい。でも、これだけは知っておいてほしい。暗いトンネルを抜けた先にはつねに光があるし、ジェットコースターはいつか必ず止まる。(元の状態に戻ってしまう可能性もあるけど、たとえ数日間、数週間、数ヵ月間の期間限定でも良くなるかもしれないと思うだけで私は元気が出る)。私の場合、そう思えるようになるまで紆余曲折あってずいぶんと時間がかかった。でも、自分のトラウマやその引き金となるもの、喜び、行動パターンを理解するために時間を費やせば、自分が抱える痛みとその対処法を学ぶことができる。そして、それをあなたにしてあげられるのはあなたしかいない。近頃、ここで真実を共有することが以前にも増して難しく感じる。私に会いにきてくれてありがとう。私の話を聞いてくれてありがとう。愛してる」

 ベラは、10代の頃から極度な気分の落ち込みや不安に悩まされており、とくに20代になってからそれらの症状が悪化したことを過去にインスタグラムで明かしている。ベラの場合、“悪の根源”にもなり得るSNSと距離を置き、友人と過ごしたり、本を読んだり、ほかのことにエネルギーを使うことで心の健康を取り戻すことができたそう。(フロントロウ編集部)

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