まつげを染める施術「まつげティント」が海外で大注目
まつげを多く見せる「まつげエクステ」や、カールを持続させる「まつげパーマ」、毛を根元から立ち上げる「ラッシュリフト」など、日本でも大人気のまつげ施術。そんなまつげ施術で、海外を中心に今一大ブームが巻き起こっているのが「まつげティント(Lash Tint)」。
「まつげティント」とは、まつげの毛自体を染めて色を濃く見せる施術のこと。この施術は、新型コロナウイルスの流行によってマスクの着用時間が長くなったことなどがきっかけで話題を呼び、昨年以降導入するサロンが劇的に増加。とくに欧米では、アジアに比べて色素が薄い人が多いため、すっぴんでもマスカラを塗ったようなくっきりとしたまつげに仕上がるこの施術が人気を集めている。
その施術の中でも、「まつげティント」と「ラッシュリフト」を同時に行なう「lashlift and tint」というメニューがとくに大人気で、インスタグラムではこのメニュー名のハッシュタグがついた投稿数が140万件を超えるほど。
実際にどんな施術なのか、気になる内容をご紹介。
「まつげティント」はどんな施術?
「まつげティント」の施術について教えてくれるのは、モデルのジャスミン・トゥークスやナオミ・キャンベルなど多くのセレブが通うNYのまつげサロン「エンヴィアス・ラッシュ」の創設者であるクレメンティーナ・リチャードソン。
クレメンティーナは、「まつげティントは、基本的に髪を染めるのと同じような施術。クリームベースの染料を使って、まつげを暗く染めていくよ」と米Editorialistで説明。使用されている染料は、目元に使用できるよう特別に開発されたものを使用するそう。まつげに染料を塗っている間は目を閉じている必要があるものの、基本的に10分間ほどで染まり、前後のケアを含めても施術時間は30分以内だという。
その仕上がりについてクレメンティーナは、「劇的にまつげの色が変わるというよりは、穏やかな変化と言った方が適切かな。でもノーメイクだと印象がかなり変わるし、まつげを健康的に見せて強調できるからオススメ」と話した。染料のカラーは通常、元々の毛の色よりも少し暗い色合いを選択するので、元々毛が暗めのアジア人でもよりまつげを濃くくっきり見せられる。
また、メイクのときにマスカラを塗らずにビューラーだけでもくっきり見せられるというメリットもあるという。もっとまつげ強調したいときには、「まつげティント」をした状態でマスカラを塗ってももちろんOK。
まつげの施術となると、気になるのがその持ち。クレメンティーナによると、「まつげティント」のカラーは永久的なものなので、基本的に自然に落ちてしまうことはないという。でもまつげは毛の周期に伴って抜け落ちるため、約4~6週間ほど持続させることができるそう。
ちなみに海外では「まつげティント」のトレンドが加速している影響で、自宅でできるキットなども人気を集めている。ただし目元はデリケートな部分なので、多くの専門家はできるだけサロンで施術を受けるよう推奨している。
海外で大注目の施術「まつげティント」。日本ではまだまだ知名度が低いけれど、一部のサロンでは導入されているので、気になる人はチェックしてみて。(フロントロウ編集部)