オーバーリップでやりがちなNG行為
リップライナーを、元々の唇の輪郭よりもオーバー気味に引くメイク術「オーバーリップ」。オーバーリップを取り入れると、ふっくらボリューミーで印象的な唇を演出できるけれど、プロによると多くの人があるNG行為をしているという。
そのNG行為とは、唇の全体を囲むようにオーバーに引くこと。そう指摘するのは、キム・カーダシアンをはじめ、多くのセレブのメイクを担当するマリオ・デディバノビッチ。マリオによると、唇全体をオーバーに引くと唇が下がって見えるため、結果的に顔がたるんだ印象になるという。
それを避ける方法についてマリオは、「唇の中心の上と下だけオーバーに引いて、それ以外の部分は輪郭に沿って引くことが大事」と米Glamourで説明。唇の中心の上と下だけをオーバーに引くと、唇のボリューム感をアップしつつ顔全体のリフトアップも実現し、若々しい印象を演出できるのだとか。
さらに上側の中心に引くオーバーリップには、もう1つ嬉しいメリットも。それは鼻と口の間を指す「人中」を短く見せる効果があること。人中が短く見えると小顔効果が得られるので、ぜひやってみて。
マリオのオーバーリップ術を5ステップで紹介【動画】
マリオは自身のインスタグラムで前述のNG行為をふまえたオーバーリップのつくり方を動画でシェアしたところ、リフトアップして見えると話題を呼び、TikTokなどのSNSで同じテクニックを紹介するユーザーが急増。海外のSNSでちょっとしたブームになっている。そんな話題のテクニックを5ステップで詳しくご紹介。
※ステップ1が始まるのは1:43:30頃~
ステップ1:上唇の中心の上にオーバー気味にリップライナーを引く。この部分はできるだけ濃く、しっかりとオーバーに引くのがポイント。オーバーに引くだけでなく輪郭にも引いて、この部分をしっかり際立たせることを意識する。
ステップ2:ステップ1で引いた中心部分から両サイドに伸ばしていくように線を引く。ただしこの部分はオーバーには引かず、輪郭に沿って引くことが大切。
ステップ3:下唇の中心の下にオーバー気味にリップライナーを引く。このときも輪郭よりは少しオーバー気味にしつつ、オーバーになりすぎないようにするのが大事だそう。
ステップ4:ステップ3で引いた部分から、唇の左右の広角に向けてに伸ばすようにリップライナーを引いていく。このときにはオーバーめに引かず、輪郭に沿うように引く。唇の端にとくに近い部分は、はみ出ないように意識しながらも太めに引くことでよりふっくら感を演出できるそう。
ステップ5:リップライナーを引いた部分を、細めのブラシなどで内側に向けてぼかす。そうすることで不自然に見えず、自然に立体的に見せられる。最後にお気に入りのリップを重ねれば、顔のリフトアップも叶えるオーバーリップメイクの完成。
セレブ御用達のメイクアップアーティストが教える、オーバーリップのNG行為とオススメのテクニック。気になる人は、ぜひチャレンジしてみて。(フロントロウ編集部)