ファンが興味を示すアンドリュー・ガーフィールド版のジョーカー
『アメイジング・スパイダーマン』シリーズでスパイダーマンを演じたアンドリュー・ガーフィールドは、あのアメコミの人気悪役は演じられないと感じているそう。
米GQによる『Actually Me』に登場したアンドリューは、実際にユーザーがツイッターやインスタグラムなどのSNSに投稿したコメントにコメントするという企画に挑戦。そこで彼は、ファンの間で広がる1つの意見を知ることになった。
それは、DCコミックスの人気ヴィランであるジョーカーを彼に演じてほしいというもの。マット・リーヴス監督によるロバート・パティンソン主演の映画『ザ・バットマン』が2022年春に公開を控えており、本作にはペンギンやリドラーといった悪役が登場する。
ジョーカーは姿を見せないとみられており、撮影も2021年3月で完了しているが、ファンの間ではジョーカーも登場してほしいという声がある。そこで、アンドリューの名前がファンの間であがったというわけ。
鮮烈な印象を残してきた歴代のジョーカー
ジョーカーというキャラクターは、これまでに様々な演技派俳優が演じてきたことで憧れの役柄となっているが、アンドリューは、だからこそジョーカーを演じることはできないと感じているという。
「ノー。ないよ。近づきたくもない。それが可能だって思ってくれたのは嬉しい。でも、ヒースがしたこと、ジャック・ニコルソンがしたことを考えると、僕はジョーカーを演じることができるとは思わない。そしてさらに、もちろん、ホアキンも天才的なことをしたし」
ティム・バートン監督による『バットマン』でジャック・ニコルソンが演じたジョーカー、クリストファー・ノーラン監督による『ダークナイト』シリーズでヒース・レジャーが演じたジョーカー、トッド・フィリップス監督による『ジョーカー』でホアキン・フェニックスが演じたジョーカーは、そのどれもが高い人気を誇っている。
そして、その3人が打ち出したジョーカー像を超えるものを生み出すのは、かなり難しいこと。
とはいえ、アンドリューも、映画『BOY A』や『わたしを離さないで』、『ソーシャル・ネットワーク』で様々な賞にノミネート・受賞した経歴を持つ演技派。ファンが彼ならジョーカーを演じられると思ったのには理由があるが、アンドリューとしては、自分はジョーカー役に適役ではないと考えているよう。
ちなみに、そんなアンドリューは、Netflixの新作映画『tick, tick...BOOM! チック、チック…ブーン!』で、名作ミュージカル『RENT レント』の作曲家ジョナサン・ラーソンを演じ、歌声を披露。新たな一面を見せている。
(フロントロウ編集部)