※この記事には、映画『ブラック・ウィドウ』のネタバレが含まれます
ドラマ『ホークアイ』のあらすじは?
2021年11月24日(水)よりDisney+ (ディズニープラス)にて日米同時配信となるMCUの新作ドラマシリーズ『ホークアイ』は、“アベンジャーズを辞めたい男”ことホークアイがニューヨークを舞台に繰り広げる、ホリデー・サバイバル・アクション。『ワンダヴィジョン』、『ファルコン&ウィンター・ソルジャー』、『ロキ』に続く4作目のMCUドラマとして注目されている。
『アベンジャーズ/エンドゲーム』の戦いの後、人類を救ったものの、大切な戦友のブラック・ウィドウをはじめ、仲間を失ったホークアイ。彼は喪失感を抱えながらも、ようやく平穏な日々を取り戻しつつあった。
そんな彼の唯一の望みは、アベンジャーズを辞めて家族と一緒に穏やかなクリスマスを過ごすこと。しかし、秘めていた過去である、裏社会の暗殺者“ローニン”の存在が原因で、大きな事件に巻き込まれていく…。
アメコミ界で最も権威があると評される「アイズナー賞」を受賞したコミックの『ホークアイ:マイ・ライフ・アズ・ア・ウェポン』などをベースにしている本作では、そんなホークアイのクリスマスまでの6日間を全6話で描き出す。
物語の主題は、“バトンタッチ”?
主人公はもちろん、アベンジャーズのヒーロー、クリント・バートン/ホークアイ。そしてそんな彼の相棒として新たに登場するのが、“アベンジャーズになりたい若き弓の使い手”、ケイト・ビショップ。
ケイトは原作コミックではホークアイの後継者になる女性で、資産家の娘。ホークアイと同じくスーパーパワーは持たないが、弓矢や剣術、格闘技の達人。ドラマ『ホークアイ』では「ホークアイ」というヒーローがクリントからケイトへとバトンタッチされるのではないかと言われている。
MCUは作品の時系列ごとに「フェーズ」と呼ばれる区分が設けられており、『アベンジャーズ/エンドゲーム』で大団円を迎えたフェーズ3では、アイアンマン(ロバート・ダウニー・Jr.)やキャプテン・アメリカ(クリス・エヴァンス)といったMCU初期からのメンバーが卒業した。
そんなフェーズ3に続き、2021年に始まったばかりのフェーズ4では、ブラック・ウィドウの後継者であるエレーナや『ファルコン&ウィンター・ソルジャー』で明らかになった二代目キャプテン・アメリカなど、新世代のヒーローたちが登場してきているため、『ホークアイ』でも世代交代が行なわれる可能性が高い。
ケイト・ビショップ役はヘイリー・スタインフェルド
クリント・バートン/ホークアイを演じるのは、おなじみのジェレミー・レナー。そしてその相棒となるケイト・ビショップを演じるのは、映画『バンブルビー』やドラマ『ディキンスン 〜若き女性詩人の憂鬱〜』で知られるシンガー兼俳優のヘイリー・スタインフェルド。
ジェレミーは、ヘイリーについて米EWのインタビューで「彼女(ヘイリー)は素晴らしい俳優であり、人間的にも素晴らしいから、彼女ができるクールなことをすべて見るのが待ち遠しい」とべた褒めしており、「作品に出演する以外では、彼女を守り、この種の映画制作でどのようなことが起こるのかといった様々なことを教えてあげた」と、カメラの外でもまるで本当の師弟のような関係を築いていたことを明かしている。
ちなみにヘイリー演じるケイトは原作コミックでヤング・アベンジャーズというチームに所属しており、MCUのフェーズ4ではケイトなどを中心に、ヤング・アベンジャーズが結成されるのではないかと言われている。そして、現在ホークアイ役を務めているジェレミーは今作の“世代交代”により、MCUを引退するのではないかとウワサされている。
フローレンス・ピュー演じるエレーナは、全てのエピソードに登場
『ホークアイ』には、2021年7月に公開されたMCU映画『ブラック・ウィドウ』でナターシャ・ロマノフ/ブラックウィドウ(スカーレット・ヨハンソン)の後を引き継いだエレーナ・ベロワ役のフローレンス・ピューも出演する。
米Timeによると、エレーナの登場は単なるカメオというわけではなく、6エピソード全てに、仲間もしくは敵役として登場するという。
映画『ブラック・ウィドウ』のエンドクレジット・シーンでエレーナはナターシャの墓を訪れた。そこでは、“悪いニック・フューリー”とも評され、ヴィランに近い人々を傭兵のように集める人物の“ヴァル”ことヴァレンティーナ・アレグラ・デ・フォンティーヌ(ドラマ『ファルコン&ウィンター・ソルジャー』で初登場)が登場し、ナターシャの死の責任はクリントにあるとエレーナに吹き込んでいた。
このことにより、エレーナがドラマ『ホークアイ』に登場するのは、クリントに復讐するためなのではないかと言われている。
その他の主要キャストは?
本作には、ジェレミー、ヘイリー、フローレンスのほかに、クリントの妻ローラ役として、映画『アベンジャーズ/エンドゲーム』にも出演したリンダ・カーデリーニ、ケイトの母親役として映画『死霊館』のヴェラ・ファミーガが出演する。
また、MCUの新ヒーローとして、聴覚障がいを持つネイティブアメリカンの女性マーベルヒーロー、マヤ・ロペス/エコーも登場。エコー役はアラクア・コックスという新人俳優が務める。
ヴィランであるカジミエシュ・カジミエルチャク/ピエロ役には、映画『レ・ミゼラブル』でクールフェラック役を務めたフラ・フィーが抜擢された。
ドラマ『ホークアイ』は、Disney+ (ディズニープラス)にて2021年11月24日より配信開始。(フロントロウ編集部)