ダイアナ妃のメイクに近づける方法
イギリス王室のチャールズ皇太子の元妻で、ウィリアム王子&ヘンリー王子の母であり、そして「People’s Princess(人々のプリンセス)」と呼ばれ、イギリス国民だけでなく世界中で愛されたダイアナ妃。そのナチュラルながら洗練された美しさも注目を集め、36歳という若さでこの世を去ってからも、ビューティアイコンとして憧れられている。
とくに最近では、ダイアナ妃がかつて披露したヘアメイクの人気が再燃。英国王室を舞台にしたNetflixドラマ『ザ・クラウン』の影響でダイアナ妃風のブルーアイライナーの売り上げがアップしたり、TikTokではダイアナ妃のアイコニックなショートボブ「ダイアナ妃ヘア」を再現する動画がバズったりと、幅広い世代がダイアナ妃風のヘアメイクに夢中になっている。そんなダイアナ妃風のメイクをつくるコツを、プロが伝授。
教えてくれるのは、クリステン・スチュワートがダイアナ妃を演じた映画『スペンサー(原題:Spencer)』でクリステンのメイクを手掛けたメイクアップアーティストのステイシー・パネピント。
今年11月よりアメリカやイギリスで公開されている映画『スペンサー』は、公開前からクリステンの姿がダイアナ妃にそっくりすぎると話題を呼んでいた作品。そんな同作でのクリステンのダイアナ妃風メイクでは、大きく分けて3つのメイクのコツが取り入れられていたという。
映画『スペンサー』の劇中メイクで取り入れられた、ダイアナ妃風メイクのコツをご紹介。
まつげは濃く、アイラインは自然に
ステイシーが明かす、ダイアナ妃風メイクでもっとも重要なポイントというのが、アイメイク。実際のダイアナ妃のアイメイクは、目元を強調しつつも柔らかい印象だったため、ステイシーはボリュームマスカラとブラウンアイライナーでこれを再現。
ステイシーは、「まつげをぐんと濃く見せるボリュームマスカラと、ナチュラルに仕上がるブラウンのアイライナーを使った」と米Popsugar説明。目元の印象を際立たせながら、柔らかくロマンチックなアイメイクに仕上げるのが大事だという。
ティントチークで内側からにじむ血色感を演出
ダイアナ妃風のメイクでは、チークでリアルな血色感を演出することも大切。そのためにステイシーがチョイスしたのが、ティントタイプのピンク系チーク。
ピンク系のティントチークを頬に叩き込むように使って、クリステン・スチュワートがダイアナ妃風メイクをつくり上げたという。ちなみに実際に使用したチークは、コスメブランドのベネフィット(Benefit)の看板アイテムである「チーク&リップステイン」というアイテム。このコスメは、エマ・ワトソンやミランダ・カーも使用する人気アイテムで、日本でも並行輸入で購入可能。
ベースメイクはナチュラルに
ベースメイクをダイアナ妃っぽく仕上げるコツは、軽めでナチュラルなベースメイクコスメを選ぶこと。
ステイシーは、「ダイアナ妃の日常的なメイクは、みずみずしくナチュラルなベースメイクが多かった。だからスキンケアにこだわって、ベースメイクは最小限にすることを心がけたよ」と説明。薄づきのファンデーションを使って、肌をしっとりさせながらも素肌が透けて見えるようなベースメイクをつくったそう。
映画『スペンサー』でダイアナ妃を演じたクリステン・スチュワートのメイクを手掛けたプロが明かす、ダイアナ妃風メイクのポイント。気になる人は、ぜひ参考にしてみて。(フロントロウ編集部)