なぜ事故は起きた?アレック・ボールドウィンが重い口を開く
銃誤射事故による死者が出た映画『Rust(原題)』の主演俳優兼プロデューサーで、銃を発射してしまった張本人でもあるアレック・ボールドウィンが米ABCの番組『20/20』に出演し、事故後初となるインタビューに応じた。
EXCLUSIVE: Alec Baldwin. The first interview since the fatal accident on the set of the movie ‘Rust’.
— 20/20 (@ABC2020) December 1, 2021
The emotional @ABC News Special with @GStephanopoulos breaks tomorrow night at 8/7c on ABC – streaming later that evening on @Hulu. pic.twitter.com/q7QD1vesUX
現地時間10月21日、米ニューメキシコ州で撮影中だった映画『Rust』のセットで、撮影監督のアリナ・ハッチンスが小道具の銃の誤射によって亡くなる事故が発生。この事故でジョエル・ソウザ監督も負傷した。銃に弾が装填されていることを知らずに撃ったアレックは、事前に助監督から“安全”だと伝えられていたそうで、アレックに銃を渡した助監督や武器係の確認不足が事故の原因と見られている。また、アレックが撃った銃は正確には小道具の銃ではなく“本物の銃”で、なかに実弾が入っていたことがその後の捜査で明らかになっている。
事故直前、アレックは教会の教壇に座って銃の撃ち方の練習をしていて、亡くなったアリナと負傷したソウザ監督はカメラの真後ろに立って銃の角度を確認していたそうで、アレックがソウザ監督に向かって「これを取り出して、引いて、“バン!”って撃つんだね」と言った瞬間、事故は起きたとされている。
番組でそのときのことについて聞かれたアレックは、「引き金は引かれていない。私は引き金を引いていない」と証言。続けて、なぜアリナに銃口を向けたのかという質問に「私は人に銃を向けて引き金を引くことは絶対にしない。絶対にだ」と答えた。また、問題の銃に実弾が入っていたことも知らなかったそうで、「(なんで実弾が入っていたのかは)わからない。誰かがあの銃に実弾を入れたんだ。そもそも敷地内にあるはずのない弾をね」と答えている。
さらに、アレックは亡くなったアリナについて、「彼女は一緒に仕事をしたすべての人に愛され、好かれ、称賛される人物だった」と言うと、「(事故が起きたことが)自分には現実とは思えない」と付け加えた。
ちなみに、これらの発言は番組放送前に公開された予告動画から抜き取ったもので、インタビューの一部にすぎない。恐らく、番組放送後にさらなる真実が明らかになることだろう。(フロントロウ編集部)