※この記事には、ドラマ『ウォーキング・デッド：ワールド・ビヨンド』シーズン2第10話のネタバレが含まれます。
『TWD』スピンオフ、ついにウォーカーの起源に言及？
ドラマ『ウォーキング・デッド』シリーズのスピンオフドラマ『ウォーキング・デッド：ワールド・ビヨンド』の最終章最終回が放送となり、その最後の最後に流れた映像が話題になっている。
エンドロール後に突然映し出された映像では、1人の女性がパソコンからデータを移していた。そして彼女が見始めた動画には…、なんとジェンナー博士が！
『ウォーキング・デッド』シーズン1の最終回である第6話に登場した、アメリカの疾病対策センターであるCDCのジェンナー博士による10年ほど前の映像。それを見る女性もまた博士であり、1人の男が彼女に向けて拳銃を向けていた。
エドウィン・ジェンナー博士を演じたノア・エメリッヒ。
その場所はフランスのどこかだと見られ、壁にはフランス語で書かれた「ゾンビはここから生まれた」という意味深な文字が。
男は2つのチームのうち1つを追っており、この博士は別のチームだという。博士は男に、「そのチームは、あれが起こった時にここにはいなかった。あなたたちが、あれらをした時には」と話す。博士の言葉を聞いた後に、男はこんな言葉を放ち、博士を撃った。
「あのチームは全員死ぬべきだ。そうでなければ…、そしてお前のようにここに戻ってくれば…、他の奴らと同じように牢屋に入れるようなことはしない。全員殺す。これを終わらせる？お前らが始めたんだろう。すべてのチームが。そして…、お前らはさらに状況を悪化させた」
そして流れ続ける映像のなかで、ジェンナー博士は「前回のやり取りのなかで、そちらが触れていた変異体というものに関して、もう少し情報をもらいたい」と話した…。
ウォーカーの起源は描かれるのか
一連のやり取りから、『ウォーキング・デッド』のウォーカーは人間が作り出したウイルスによって発生し、それはフランスから起こったと予想できる…！
もちろん、博士と男のやり取りからは背景の状況の詳細を知ることはできず、今後『ウォーキング・デッド』ユニバースのなかでよりひねった展開に繋がっていく可能性はある。しかしスピンオフドラマ最終回のポストクレジットシーンでの意味深な会話は、アンドリュー・リンカーン演じるリックがカムバックする映画版で描かれる内容を示唆するものなのではないかというのが、多くのファンが思っているところ。
ちなみに、ロバート・カークマンによる原作コミックは、最後までウォーカーがどう発生したのかについて明かすことなく完結。ロバートは、その原因は「宇宙の胞子」だと言ってみたり、「エイリアン」だと言ってみたりしてきたが、公式に起源を設定することはなかった。
『ウォーキング・デッド：ワールド・ビヨンド』シーズン2の第7話では、アメリカ軍の兵士が、「それ（ウイルス）はロケットに乗って来たって聞いたぞ。宇宙で始まったって。誰かがそれを吸い込んで、気分が悪くなり、そして彼らは飛行機に乗って…」と話すシーンもあった。
映像シリーズは原作コミックに基づいてはいるものの、ノーマン・リーダス演じるダリルといったドラマオリジナルの大人気キャラクターがいたり、主人公のリックが卒業したりといったことがあり、最後は原作コミックのようにはいかないだろうというのが、大方のファンの見方。
そして今回の展開を見るかぎり、映像の制作陣はウォーカー発生の起源を明確にするつもりがあるように思える。11年の歴史の末に、最終章が放送中の『ウォーキング・デッド』オリジナルシリーズや、現在制作中の映画版に期待が高まる！
（フロントロウ編集部）
