顔のリフトアップを演出するプロのメイク術
年齢を重ねることで目立つ顔のたるみには、フェイシャルサロンでの施術からマッサージやスキンケアなどの日々のセルフケアなど色んなアプローチ方法があるけれど、瞬時にスッキリ見せたいなら、メイクの力を借りるのもひとつの手。
ここ最近海外では、メイクを乗せる位置を変えるだけでリフトアップを叶える錯覚メイク「フェイスリフトメイク(Face-Lift Makeup)」がSNSなどで話題を呼んでいて、顔のたるみをカモフラージュするテクニックが注目を集めている。
そんなリフトアップの錯覚メイクのコツを、海外で活躍するメイクアップアーティストが伝授。難しいテクニックなしで簡単に実践できる4つの小ワザをご紹介。
ブラウンよりのチークをチョイス
リフトアップの錯覚メイクでは、どんなカラーのチークを選ぶかが重要だという。アシュリー・グラハムやバーバラ・パルヴィンなどのセレブを手掛けるメイクアップアーティストのトビ・ヘニーが勧めるのは、ブラウン系のチーク。
トビは、「シェーディング効果も併せ持つブラウン系のチークを使うと、顔をすっきりと引き上げて見せられるよ」と米Byrdieで説明。チークの入れ方にもリフトアップするコツがあるそうで、頬骨に沿って斜め向きに入れてこめかみ付近まで伸ばすようアドバイスした。
アイメイクはキャットアイ風に
キャットアイ風のアイラインを取り入れることも、リフトアップの錯覚効果が得られる小ワザだという。
セレブを手掛けるメイクアップアーティストのカーラ・ラベイロは、「目尻をハネ上げるキャットアイメイクを取り入れると、顔の上部に視線が集まりやすく、引きあがっているような錯覚を与えられる」と説明。目元をぐんと強調できるだけでなく、たるみまでもカモフラージュできるそう。
眉毛はアーチ型がオススメ
じつはリフトアップに欠かせないのが眉毛。カーラは、「眉は顔全体の印象を決めるパーツだからとくに重要。リフトアップした印象にしたいなら、アーチ眉にしてみて」とアドバイス。
カーラいわく、アーチ眉のほうが角度が上向きなため、平行眉などの他の形よりもフェイスラインがリフトアップして見えるのだという。ちなみに眉毛は細すぎると逆効果だそうで、自然な太さのアーチ眉をつくるのがオススメだと明かした。
ノーズシャドウもお忘れなく
シュっとした高い鼻に見せるノーズシャドウには、リフトアップを演出する働きもあるのだとか。
カーラによると、鼻の骨格を強調することでメリハリ感がアップし、結果的にリフトアップして見えるのだという。またノーズシャドウには視線を顔の真ん中に集めることで、フェイスラインのたるみを目立たなくする効果もあると補足した。
プロが教える超簡単な錯覚メイク。ぐっと引きあがった顔に見せたいなら、ぜひ真似してみて。(フロントロウ編集部)