※この記事には、ドラマ『ウォーキング・デッド:ワールド・ビヨンド』シーズン2第10話のネタバレが含まれます。
『ワールド・ビヨンド』最終回のポストクレジットシーン
今年2021年、ついに最終章に突入した『ウォーキング・デッド』だが、一足先にスピンオフドラマ『ウォーキング・デッド:ワールド・ビヨンド』が最終回を迎えた。
当初から全2シーズンになると発表されていた本作では、リックを連れ去ったジェイディス(アン)がシリーズに再登場し、リックが主人公の映画版に繋がると思われるヒントを多く残した。
そしてその最後には、フランスと見られる場所にある研究施設の廃墟で、1人の研究者と、彼女を追ってきた男が対峙。建物の壁にはフランス語で「ゾンビはここから生まれた」という文字が。
そしてそこで女性が見ていた映像には、『ウォーキング・デッド』シーズン1の最終回である第6話に登場した、アメリカの疾病対策センターであるCDCのジェンナー博士が映っており、「前回のやり取りのなかで、そちらが触れていた変異体というものに関して、もう少し情報をもらいたい」と話していた…。
モーガンはどう戦う?
研究者と男の会話やその状況、ジェンナー博士の発言から、フランスで人間が作り出したウイルスがウォーカーを作り出した可能性が示唆され、これまで原作コミックの中ですら触れられてこなかったウォーカーの原因について、ファンは興奮。
もちろん、この2人の会話は別の種類のウォーカーについてであるという可能性もあるが、いずれにせよ、スピンオフシリーズのエンディングロールの後にこの展開が描かれたということは、映画版でこれが深堀りされる可能性は高いと見るファンは多い。
そしてさらにファンが気になったポイントが、男に殺されたあとにウォーカーとなった研究者の動きが早いこと! ゾンビであるウォーカーは、これまでのシリーズではゆっくりとした動きだったが、もしこのフランスで誕生したウォーカーは全員動きが速いとしたら、生き残った人間たちも戦い方を変えなくてはならない。
それに気がついているのは、ファンだけではない。『ウォーキング・デッド』シリーズで重要な役割を担い、現在は『フィアー・ザ・ウォーキング・デッド』で活躍するモーガンを演じるレニー・ジェームズが、米トーク番組『トーキング・デッド』でこんな反応を見せた。
「待ちきれないよ!“かかってこい”って感じだね。もう何年もウォーカーを待っている。そこに立って、やつらが来るのを待ち、棒を持って耐え、別のやつが来るのを待っている。やつらには走ってきてほしいね。そうすれば私も振りかぶって、全速力で全員を倒すことができるだろう」
棒の使い手であるモーガンは、銃や弓矢といった武器で戦うキャラクターたちよりも、敵の近くにいかなくてはならない。ウォーカーに近づくことは感染のリスクが高まるうえに、もしその動きが速いとなれば、さらにその危険は高くなる。しかしモーガンを演じるレニーは、だからこそ思い切り戦えると思っているよう。
『フィアー・ザ・ウォーキング・デッド』はスピンオフドラマでありながら、シーズン8まで更新されることが決定。マディソン・クラーク役のキム・ディケンズが復帰することも発表されており、勢いが衰えることを知らない。
映画版に繋がると思われている『ワールド・ビヨンド』の最後の展開だが、『フィアー』に繋がることはあるだろうか?
(フロントロウ編集部)