ビリー・アイリッシュが新型コロナウイルス感染を明かす
今年7月30日にセカンドアルバム『ハピアー・ザン・エヴァー』をリリースしたビリー・アイリッシュ。
世界に一大旋風を巻き起こしたデビューアルバム『ホエン・ウィ・オール・フォール・アスリープ、ホエア・ドゥ・ウィ・ゴー? 』に続く待望の新作のリリースにファンは大いに盛り上がったが、ビリーは当時、『ハピアー・ザン・エヴァー』のリリースから間もなくして新型コロナウイルスに感染していたという。今回、米SiriusXMの番組『The Howard Stern Show(ザ・ハワード・スターン・ショー)』にて初めてこの事実を明らかにした。
『The Howard Stern Show』に出演した際、ビリーが少し咳き込む場面があったのだが、彼女を心配した司会のハワード・スターンがビリーに体調を訊ねると、ビリーは「検査をしたばかりだから、コロナではないよ」と前置きした上で、「コロナには既にかかっていた。誰も知らなかったんだけどね」と、公にはしていなかったものの、以前に新型コロナウイルスに感染していたことを告白した。
後遺症やワクチン接種の重要性について語る
当時はかなり酷い症状に見舞われたそうで、「すごく酷かった。死ぬことはなかったし、死にかけたわけでもなかったけど、酷い状態だったことに変わりはない。本当に最悪だった」とビリー。「今も後遺症があるんだ。私は2ヶ月近く体調が悪かった。数ヶ月前の8月のことだよ」と、最新作をリリースして間もない8月に感染して2ヶ月ほどコロナの症状があったことと、詳細については明かさなかったものの、現在も後遺症に悩まされていることを打ち明けた。
具体的に感染が発覚した日にちについては定かではないが、8月といえば、『ハピアー・ザン・エヴァー』のプロモーションが最も忙しかったはずの期間。一方で、ビリーはほとんど表舞台には姿を見せていなかった。とはいえ、米現地時間8月30日には、ロサンゼルスでディズニープラス オリジナル作品『ハピアー・ザン・エヴァー:L.A.へのラブレター』のプレミアに出席していたため、少なくともそこまでには陰性となっていたと見られる。
2ヶ月近く酷い症状に悩まされていたというビリーだが、米現地時間9月12日にはMTVビデオ・ミュージック・アワードに出席したり、翌13日にはファッションの祭典メットガラで共同ホストを務めたりしていたので、もしかすると、体調を押し切ってこれらのイベントに参加していたのかもしれない。
ビリーが感染したのはワクチンを接種した後だったといい、「私が無事なのはワクチンのおかげだということを強調しておきたい。もしワクチンを接種していなかったら私はきっと死んでいた。それくらい酷かったんだ」と『The Howard Stern Show』でコメント。ワクチンを接種していたことが、重症化せずに済んだ理由だと考えていることを明かした。
幸い、ビリーの周囲の人たちもワクチンを接種していたことで、彼女から感染することはなかったそうで、「ワクチンは本当に素晴らしくて、(兄でコラボレーターの)フィニアスの感染も防いだし、両親の感染も防いだし、友達の感染も防いでくれた」とビリー。自身の症状や周囲への影響を最小限に抑えられたのはワクチンのおかげだと語った。(フロントロウ編集部)