世界的な大ヒット!『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』
日本では2022年1月7日に公開となる『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』が一足先に海外で公開され、空前の大ヒットを記録している。公開初週末の興行収入は約1億3000万ドル(約148億円)に上ると予想され、今年公開された作品のトップに立つ見通し。前売り券は、2019年に公開された映画『アベンジャーズ/エンドゲーム』を上回っており、今後も記録破りのヒットが予想される。
マーベル・スタジオ社長のケヴィン・ファイギはそんな本作のヒットを受け、トム・ホランドを主演としたさらなる『スパイダーマン』関連作品の制作を米THRとのインタビューで明言。
「(『スパイダーマン』シリーズのプロデューサーである)エイミー(・パスカル)と私、そしてディズニーとソニーは、ストーリーの次なる方向性を開拓しはじめている。私がこれを明言する理由は、『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』の後に起こったような、(作品との)別れによるトラウマをファンに経験させたくないから」。
“別れによるトラウマ”とは、2019年に公開された『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』公開後に起こった権利問題のこと。当時ソニーとマーベル・スタジオを擁するディズニーはスパイダーマンの権利をめぐって争い、一時はトム・ホランド演じる『スパイダーマン』がMCUを離れるという衝撃の事態にまで発展した。その後、両者は話し合いの元で事態を収束させたが、この騒動はファンを大きく動揺させる結果になった。
ファイギ社長は今回のインタビューで、現在すでに『スパイダーマン』シリーズのさらなる作品を計画中であることを明言し、今後はしっかりとソニー&ディズニーが提携し、『ファー・フロム・ホーム』で起きたような問題は起きないとコメント。
ちなみにプロデューサーのエイミー・パスカルは、米Fandangoとのインタビューで「私たちはトム・ホランドとマーベルと一緒に次のスパイダーマン映画を作る準備をしていますが、それは3部作として考えています」と語っていた。
最新作である『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』の公開を目前に、今後の展開からも目が離せない。(フロントロウ編集部)