オリヴィア・ロドリゴらがケイティ・ペリーに影響を受けた楽曲をリリース
生粋のスウィフティーズ(テイラー・スウィフトのファン)を公言し、テイラーにインスピレーションを得た楽曲をリリースするなど、自身の大好きなアーティストたちから受けてきた影響を隠さないオリヴィア・ロドリゴ。
来年開催される第64回グラミー賞で主要4部門すべてにノミネートされるなど、18歳にしてすっかり現代の音楽シーンの顔となったオリヴィアは、今年5月にリリースしたアルバム『サワー』からのシングル「Brutal」で、「私のティーンエイジ・ドリームはどこ?」と歌い、ケイティ・ペリーが2010年にリリースした名曲「Teenage Dream」にオマージュを捧げている。
また、若手アーティストでケイティにオマージュを捧げた楽曲をリリースしたのはオリヴィアだけでなく、現在27歳のシンガーソングライターであるフレッチャーは、今年10月にリリースしたシングル「girls girls girls」でケイティの2008年リリースの楽曲「I Kissed A Girl」をサンプリングしている。
ケイティ・ペリーが自分の影響を受けた若手アーティストの登場に本音
「I Kissed A Girl」や「Teenage Dream」などをリリースし、15年以上にわたってシーンのトップクラスに君臨してきたケイティは、今年で37歳に。10月には、アメリカの大手カジュアルブランド「GAP(ギャップ)」のHOLIDAYグローバルキャンペーンの広告塔に起用されるなど、今なおアイコンとして高い人気を誇るケイティだが、オリヴィアらの登場には、自身の「老い」を実感するという。
今回、米Outとのインタビューで、自身の楽曲に影響を受けたアーティストたちが台頭してきていることについて訊かれると、ケイティは笑いながら「正直、年を取ったなって感じるよね!」と本音を漏らし、「私が生き延びたことに感謝しているし、どこかで見捨てられてしまわなかったことにも感謝してる。何もかもが一周したという感じ」と語った。
さらに、「懐かしいって感じなの? 嘘でしょ?」と自身の楽曲が“懐かしソング”の部類にカテゴリーされているとジョークを飛ばした上で、「まるで昨日のように感じるのに。『オーマイガー! 子供の頃、あなたの曲を聴いてました』なんて言われた時なんて特にね」とケイティ。「そう言ってくれる人たちは、子連れの大人になっているの」。
もちろん、自分の楽曲が今も影響力を持ち続けていることには大きな喜びを感じているそうで、若者世代が自分の楽曲に共感してくれることについては「最高」とコメント。「今もメッセージが大勢の人たちに響いているということだから。ワクワクするよね! そうやって認定してもらえたのは素晴らしいこと」と喜びを語った。
2020年8月に通算6作目となる最新アルバム『スマイル』をリリースしたケイティは、今年5月にポケモン25周年を記念したシングル「Electric」をリリース。来週12月29日には、久しぶりの新曲となるアレッソとのコラボ曲「When I’m Gone」をリリースすることが決定している。(フロントロウ編集部)