ごぼう茶の嬉しい3つの働き
天日干しで乾燥させたごぼうを焙煎してつくる香ばしい味わいのごぼう茶は、ノンカロリーのものが多く、さらにノンカフェインなためダイエット中や妊娠中の人でも飲めると日本で大人気。最近では、ごぼうを食べる習慣があまりない欧米でも徐々に知名度が高まっていて、海外のメディアでもごぼう茶のレシピや魅力が紹介されている。
そんなごぼう茶には、肌や腸に嬉しいメリットがたくさん。漢方の専門家でありハーバリストのノア・ルビンスタイン氏は、「古くから漢方薬として用いられてきたごぼうからつくられたごぼう茶は、想像以上に多くのメリットをもたらしてくれる」と米Well+Goodで説明。具体的にどんなメリットを持っているのか、漢方の専門家や栄養士が明かした3つの特徴をご紹介。
食物繊維が豊富で腸活にぴったり
ごぼう茶のメリットといえば、やっぱり1番は腸の健康をサポートしてくれること。そのカギを握るのが、プレバイオティクスの一種である水溶性食物繊維「イヌリン」の働き。
ロサンゼルスを拠点に活動する栄養士のキャサリン・コー氏は、「ごぼう茶に豊富に含まれるイヌリンには、善玉菌のエサとなって腸内環境を整える働きがある」と説明し、この働きによって便通の改善も期待できると明かした。
にきびなどの肌悩みにアプローチ
漢方医のジェイミー・バカラック医師が明かすごぼう茶のメリットは、美肌に近づける働きがあること。
バカラック医師は、「強力な抗酸化作用を持ち、抗菌性と抗炎症性にも優れているため、にきびや肌荒れなどの悩みの改善が期待できる」と説明。この働きが注目を集め、海外ではごぼうを使ったサプリメントも近年注目を集めている。
むくみを解消
ごぼう茶には、寒い時期にとくに気になる「むくみ」と関係するメリットも。
コー氏によるとごぼう茶には利尿作用があり、むくみの原因になる余分な水分や老廃物を排出する働きがあるという。温かいごぼう茶を飲んで温まりながらむくみも予防できるとあれば、冬に取り入れない手はない。
ごぼう茶は日本では簡単にスーパーで手に入るので、飲んだことがないという人もぜひ一度チャレンジしてみて。(フロントロウ編集部)