マクドナルドの店員のとっさの行動が客を救う
アメリカのミネソタ州のマクドナルドで、チキンマックナゲットを食べた客が喉を詰まらせる出来事があった。ピンチを救ったのはマクドナルドで働く15歳の店員、シドニー。
米CNNによると、当時、ドライブスルーで働いていたシドニーは、先にできあがった一部の商品を渡したあと、残りの商品もすぐにできあがることを伝えるために窓から顔を出した。そのとき、女性がナゲットを喉に詰まらせていることに気がついたという。
当時の状況について、シドニーは「彼女は激しく咳こんでいて、むせ返っていた。助手席に彼女の娘が乗っていたんだけど、ひどく取り乱した様子で、その瞬間、私は『やばい、窒息してる』って思った」と振り返っている。シドニーは店のマネージャーと娘に救急車を呼ぶよう指示を出すと、すぐに外へ出て女性の救助に向かった。
11歳のときに赤十字が主催するベビーシッター講座で、異物によって窒息しかけた患者を救命する応急処置「ハイムリック法(腹部突き上げ法)」を学んだことがあったシドニーは、すぐさまこの方法を試したが2、3回やっても効果がなかったため、近くにいた人と協力して彼女の喉からナゲットを取り除くことを試みた。その結果、なんとかナゲットを取り除くことに成功。女性は呼吸をすることができるようになり、大事にはいたらずに済んだ。予期せぬ出来事に女性はショックを受けながらも、シドニーにとても感謝していたそう。
ちなみに、今回、女性が喉に詰まらせたのはただのナゲットだが、過去に“マスク”が混入したナゲットを食べてしまった少女が喉を詰まらせるという事故もあった。(フロントロウ編集部)