トム・ホランド、睡眠の悩みが深刻すぎる
トム・ホランドは、映画『スパイダーマン』シリーズで知られる25歳の俳優。2022年1月7日に日本公開となるシリーズ最新作の『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』は、海外で異例の大ヒットを記録しており、公開からわずか3日間で2021年に最も売れた映画となった。
また、最近は『スパイダーマン』で共演したゼンデイヤと交際していることも発覚し、仕事もプライベートも充実しているように見える。
しかし、彼は米GQとのインタビューで、深刻な睡眠障害を抱えていることを告白。
その症状は主に、寝ている最中に勝手に行動してしまう「夢遊病」。悪夢も見るうえ、金縛りにもあい、「10回の睡眠のうち4回は全裸で目覚める」という事態になっているそう。
夢の中では、自分の寝室がパパラッチで埋め尽くされて一斉にフラッシュをたかれ、動くことができなくなるという。そして自分を守ってくれるはずのマネージャーを必死で探してもどこにもおらず、パニック状態になって目を覚ましたあとは、盗聴器などが置かれていないか探し回るそう。
19歳になってデビューして以来、ずっと忙しく働き続けているトムのストレスは、睡眠障害という形になって彼の健康を蝕んでいたことが明らかになった。
トムが行なっている夢遊病対策とは?
そんなトムは、『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』の監督であるジョン・ワッツの助けを借りて睡眠障害に対処中であるとコメント。その方法は、夢が夢であると思える訓練をすること。
「夢の中で何かを読む…例えば一時停止の標識としよう。読んだあとに振り向くとその標識は変わっている。だから、バカみたいに聞こえるかもしれないけど、起きている間は1時間ごとにアラームをセットして、アラームが鳴ったら目に入ったものを読むようにするんだ。それを長いこと続けていると、寝ているときでもそうすることができるようになる」と語ったトムは、「本当に悪い夢を見たときは標識を見て『ああ、夢を見ているんだ』と思えるようになった。そのあとは完全に自由で、なんだって好きなことができる」と続け、ある程度夢をコントロールできるようになってきたと明かした。
そして、「前回それが起こったとき、僕は(サンフランシスコにある)ゴールデン・ゲート・ブリッジの周りを飛んでいた。それは素晴らしかったよ」と、訓練の成果を発表。
とはいえ、悪夢、金縛り、夢遊病という睡眠障害は場合によっては深刻な問題になることも。トムが周囲の力を借りてコントロールできるようになったのは良かったが、名声と比例して起こり始めたのは悲しい話。(フロントロウ編集部)