キアヌ・リーブス、仲間や家族のために…
2021年12月に、約20年ぶりのシリーズ最新作『マトリックス レザレクションズ』が公開され、大ヒットとなった。多くのファンが、主演のキアヌ・リーブスとキャリー=アン・モスの演技に興奮し、涙したが、スクリーンの外でもキアヌの“良い人”ぶりが関係者を感激させていたことが明らかになった。
キアヌは、アメリカのサンフランシスコで開催された『マトリックス レザレクションズ』のワールドプレミアに合わせて、彼のエージェントやマネージャー、広報、彼の近しい友人たち、撮影のために彼のトレーニングを手伝った主要メンバーなどを、サンフランシスコに招待。そのために、プライベートジェットやホテル、ワールドプレミアのチケットの代金を支払い、さらにはそのメンバーたちのために、その後ブランチをごちそう! 米THRによると、そのほかにも様々なプレゼントがあったという。
本作には、『マトリックス』3部作でキアヌのスタントダブルを務め、その後『ジョン・ウィック』シリーズを監督しているチャド・スタエルスキも出演しているが、彼はワールドプレミアでこんなコメントを残していた。
「キアヌが、私たちの多くを飛行機でここへ連れてきてくれたんですよ。彼は信じられないほど太っ腹ですよね。今夜の観客の多くは、スタントや柔術のトレーナーから、ヘアやメイクアップ(のアーティスト)、彼のスタントクルーといった、彼を手伝った人たちです。彼は、彼の友人や家族がここに来れるようにしていた。彼は最高ですよ」
チャドであれば、さすがに本作の配給会社であるワーナー・ブラザースなどがプレミアに招待しそうなものだが。
そして、この件について聞かれたキアヌの返答も、神がかっていた! プレミアで米THRのマイクに向かって、こんな言葉を残していたという。
「そうですよ。自分たちの経験や生活を一緒にシェアできるのは素晴らしいことですよね」
自分以外のためにお金を使うキアヌ・リーブス
新たな良い人伝説が生まれたキアヌだが、これまで数十年にわたって、自分以外の物事にお金を使ってきたのは知られている。
『マトリックス』3部作のギャラに関しても逸話があり、彼は2作目と3作目のギャラの多くを衣装とスペシャルエフェクトのチームの29人のメンバーに渡している。また、スタントチームの12人には、バイクのハーレー・ダビッドソンをプレゼントした。
さらに、『ジョン・ウィック:チャプター2』の撮影後には、アメリカのカリフォルニア州にある有名なレースサーキットであるラグナ・セカを2日間貸し切り、『ジョン・ウィック』シリーズのスタントクルーを含む友人80名ほどを招待。この時にも、キアヌがホテルやランチ、ディナーなどをすべて用意したという。
最近では、『ジョン・ウィック』4作目のスタントクルーとキアヌの5人で、カスタマイズされたお揃いのロレックスをゲットしたことも。一流俳優として撮影スタッフと距離を置く俳優もいるが、キアヌはスタッフに敬意を払い、親しい仲を築いてきた。
とはいえキアヌは、がんの研究のために非営利団体を立ち上げたり、寄付を続けてきたりしたことでも知られている。
(フロントロウ編集部)