昨年、ジェニファー・ロペスと復活愛を果たしたベン・アフレックが、“最低映画”として名高い『ジーリ』のおかげで彼女と出会うことができたと語った。(フロントロウ編集部)

ベン・アフレックにとって『ジーリ』は意味のある作品

 映画『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』や『アルマゲドン』など、これまでに数々の名作に出演してきた俳優のベン・アフレックが、現在の恋人であるジェニファー・ロペスとの共演作で“最低映画”のレッテルを貼られた『ジーリ』への思いを、親友で同じく俳優のマット・デイモンと行なった米Entertainment Weeklyの対談で語った。

 ご存じの方も多いと思うが、『ジーリ』での共演がきっかけで2002年に交際をスタートさせたベンとジェニファーは、結婚の約束もしていたものの約2年で破局。それから17年の時が経ち、昨年4月に再会を果たした2人はそこから急速に仲を深め、同年9月に開催されたベネチア国際映画祭でカップルとして“2度目”となるレッドカーペットデビューを果たした。すでにお互いの子供を連れて子連れデートを楽しむなど、家族ぐるみの付き合いに発展している。

 そんな2人にとって思い出の作品である『ジーリ』は、「最低映画の祭典」と言われるゴールデンラズベリー賞(通称ラジー賞)で最低作品賞や最低カップル賞を含む6部門で受賞を果たすなど、不名誉な記録を残したことで知られるが、ベンは「もし『ジーリ』の反響がなかったら、『自分で映画を監督する以外に道はない』と決心することはなかったし、それが結果的に僕の人生で本当の愛になった。だからそういう意味であの作品は僕にとってギフト(贈り物)だったと思う。それにジェニファーと出会うこともできた。僕の人生において彼女との関係は本当に意味のあるものだから」ときっぱり。映画の評価はさておき、『ジーリ』は自分にたくさんのものを与えてくれたと明かした。

画像: ベン・アフレックにとって『ジーリ』は意味のある作品

 ちなみに、『ジーリ』が公開されてまもない頃に、「僕は今、人生最悪の状況に陥っている。(ジェニファーとの交際を追う)週刊誌は売れるけど、映画のチケットは売れない」と言っていたのを覚えているとマットから言われたベンは、当時を振り返って「そうだね、色々と最悪だったことは僕も覚えてる。この仕事をする機会を得るために“有名税”を支払うということは、私生活を犠牲にするということで、(有名になれば)人々が自分を笑いものにする資格を持つことになると僕はつねに考えていた。だから、何も知らなかったわけじゃない。僕がまだ若かった頃に、ショーン・ペンとマドンナがタブロイド誌のネタにされていたことを覚えていたしね。だから、自分もそうなる可能性があることは知っていた。ジェニファーと僕は、セレブリティ・ジャーナリズムとでも言うべき業界全体がある種の爆発を起こした時期にたまたま一緒になった。(そうなることをわかっていたのに)『これは僕が望んでいたことじゃない。クソ野郎として有名になったり、映画がコケて仕事がなくなったりするなんて』と思ったよ」と答えている。(フロントロウ編集部)

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