KFCの美味しいチキンが食べたいから…?
日本では、とくにクリスマスや冬に人気が高まるKFC(ケンタッキーフライドチキン)は、そのブランド名通り、フライドチキンが人気。
カーネルおじさんこと、創業者のカーネル・サンダースが編み出した11種類のハーブ&スパイスを使った秘伝のレシピで調理されたチキン、さらに、コールスローやビスケットといったフードは世界中で愛されている。
そんなに美味しい料理だからということもあり、問題が引き起こされることもあるよう。KFCで働く店員が米掲示板サイトのRedditで明かした“KFCでイラつくこと”の内容に、驚きと落胆の声があがった。
「利用客が、別のチキンを調理してと言ってくることがある。揚げたてのために待つからと。すみませんが、私たちはそんな風にチキンを無駄にすることはしません。ストックはいっぱいだし、揚げたてを置くスペースもない」
このリクエストをした利用客は、自分は揚げたてが食べたいと要望しただけで、出来上がっているチキンを捨てろという意図はなかったと予想できるが、その要望を叶えるためにはスペースを空けるために出来上がっているチキンを破棄しなければならないことがあったり、他の利用客たちも同じ要望を続けた場合には、出来上がっているチキンが提供できないほど時間が経過してしまったりするだろう。
1人のために揚げたてを準備することは手間がかかりすぎるうえ、食品ロスの問題も出てくるため、店員はイラついたよう。
ちなみに、食品ロスは世界中で問題となっている。農水省によると、世界では年間13億トンの食品ロスが出ており、日本でも612万トンという量の食品を廃棄している。その量は年によって多少変動はするものの、消費者庁は、日本の食品ロスの量は、飢餓に苦しむ人々に向けた世界の食料援助量の1.4倍に相当すると発表している。
(フロントロウ編集部)