現在公開中のMCU最新作『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』で描かれた、過去のスパイダーマン作品にオマージュを捧げたあのシーンには、MJ役ゼンデイヤのアイディアも含まれていたという。(フロントロウ編集部)

※この記事には映画『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』のネタバレが含まれます。

過去作のシーンにオマージュを捧げた『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』

 1月7日よりついに日本でも公開を迎えたMCUの最新作『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』。事前に明らかになっていた、サム・ライミ監督による『スパイダーマン』三部作や、マーク・ウェブ監督による『アメイジング・スパイダーマン』二作品に登場する歴代のヴィランたちの集結のほか、蓋を開けてみれば、トビー・マグワイアアンドリュー・ガーフィールドの登場というサプライズもあった。

 そんな、ずっと『スパイダーマン』シリーズを観続けてきたファンなら思わず感慨深くなってしまうシーンが満載の『ノー・ウェイ・ホーム』だが、そんな、過去作からのファンを感動させるシーンの1つが、『アメイジング・スパイダーマン』シリーズのアンドリュー演じるピーター・パーカーが、建物から落下しそうになるゼンデイヤ演じるMJをキャッチするシーン。

画像: 過去作のシーンにオマージュを捧げた『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』

 『アメイジング・スパイダーマン2』をご覧になった方はお気づきだろうが、これは同作で、アンドリュー演じるピーターが落下するエマ・ストーン演じるグウェン・ステイシーを救えなかったシーンへのオマージュになっている。

ゼンデイヤがアンドリュー・ガーフィールドをサポートしていた

 『ノー・ウェイ・ホーム』でも特に印象的なこのシーンだが、アンドリューによれば、このシーンにはMJ役のゼンデイヤのアイディアもあったという。今回、アンドリューはポッドキャスト『Happy Sad Confused(原題)』に出演して、“MJをキャッチするシーンはすべて脚本に書かれていたものだったのか?”という質問に回答した。

画像: ゼンデイヤがアンドリュー・ガーフィールドをサポートしていた

 アンドリューは「あれが脚本に書かれていたことだったかは覚えていません」と回答した上で、「あの瞬間、僕が演じるピーターにとって大切だったのは、『僕は君を救えたよ。きっと救えたはず。救えたよって君から僕に言って。だって、今は僕の腕の中にいる君が見えないから。今の僕に見えているのは、息をしていないグウェンなんだ』という感情になることでした」と語り、次のように続けた。

 「なので、『大丈夫?』って確認したあの瞬間には、ピーターには純粋な不安がありました。そして、無事が分かった時には、どっと沈み込んでしまって、ピーターの背中を触りながら、グウェンがこう言ってくれるのを感じるんです。『もう安心していいよ』って。そういう宇宙的なことが起きているのです」。

 続けて、この感動的なシーンにはゼンデイヤからのサポートもあったとして、「それから、これはクリエイティブな女優であるゼンデイヤへのトリビュートでもあります。彼女は僕がしようとしていたことや、その影響力を理解してくれました」とアンドリュー。

 「ゼンデイヤはすごくセンシティブな人で、MJもセンシティブで素敵なキャラクターですが、あれが即興だったにせよ彼女自身が脚本に追加したにせよ、(キャッチした後で)僕が大丈夫か確認してくれたのは、彼女のアイディアそのものでした」と語り、最後にピーターに“大丈夫?”と確認し、我に戻させるという演出はゼンデイヤのアイディアだったことを明らかにした。(フロントロウ編集部)

 

 

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