カーディ・Bがアパート火災の犠牲者の葬儀代を負担
人気ラッパーのカーディ・Bが、現地時間1月9日に米ニューヨークのブロンクスにあるアパートで発生した火災の犠牲者の葬儀費用を負担することを申し出たことがわかった。現場となったのは19階建ての高層アパートで、子供8人を含む17人が犠牲になった。
カーディは米CNNに宛てた声明で以下のように述べている。
「私はブロンクス出身であることを非常に誇りに思っており、今もそこに暮らす家族や友人もたくさんいます。だから、(ブロンクスで起きた)火災と犠牲者のことを聞いたとき、何かしなければと思ったんです。被害者のご家族が味わっている痛みや苦悩は、想像を絶するものがあります。大切な人を埋葬するための費用に関する心配を取り除くことが、彼らの前進と癒しにつながることを願っています。この恐ろしい悲劇に巻き込まれたすべての人に、祈りと哀悼の意を捧げます」
カーディの代理人によると、“大切な人の最後の願いが叶うようにしたい”というカーディの強い希望により、非営利団体のThe Mayor's Fund to Advance New York Cityと協力して、すべての犠牲者の家族が彼女の寄付の対象になるよう手配したという。
カーディからの申し出を受けて、ニューヨーク市のエリック・アダムス市長は「私たちは、ステージの上でも外でも真のスーパースターであるカーディ・Bが、犠牲者の家族に重要な経済的救済を与えてくれたことに感謝します。市は、彼女だけでなく、この困難な時期に困っている隣人のためにすぐに支援を提供してくれた一般市民の方々や企業にも永遠に感謝することになるでしょう」と声明を発表している。(フロントロウ編集部)