役作りでパメラ・アンダーソンに変身した感想を明かす
人気ドラマ『ベイウォッチ』やプレイボーイ誌で名をはせたパメラ・アンダーソンと、伝説のヘヴィメタバンド、モトリー・クルーのドラマー、トミー・リーの波瀾万丈な結婚生活を描くオリジナルドラマシリーズ『パム&トミー』でパメラを演じる俳優のリリー・ジェームズが、役作りでパメラそっくりに変身したことで、これまでに経験したことがない感覚を味わったことを表紙を飾った英Porterのインタビューで明かした。
フロントロウでもお伝えしたが、映画『シンデレラ』や『マンマ・ミーア!ヒア・ウィー・ゴー』といった出演作で知られるリリーがパメラに扮したファーストルックが公開された際、その変身っぷりが大きな話題となった。
撮影の日は毎日、午前3時から約4時間かけてパメラに変身していたというリリーは、外見だけでなく内面もパメラに近づけるために彼女が書いた本や詩を読んで研究しまくったそうで、その成果は彼女の過去のインタビューの発言を一言一句間違えずに言えるほどだという。そんなリリーは、今回の作品でパメラになりきったことで、自分とはまったくの別人になる快感を覚えたと話す。
「今まで自分とまったく違う姿の役をやったことがなかったんです。じつは、この流れをぜひ続けていきたいと思っています。なぜなら、そこにはとても自由で解放的な何かがあると感じたからです。そこから生まれる勇気がありました。(自分を)消すことで、なんだか力がわいてきたんです」
別人になる楽しさを知ってしまったリリーは、撮影後、元の自分の姿に戻るのが嫌だったとも語っており、「(メイクを落として元の自分に戻ったあとは)まるで超能力を奪われたような気分でした。肉体的にも官能的にもあの長い爪でさえも愛おしく感じました。とにかくたくさんの魅力があったんです。本当にスリリングな経験でした」とその理由を説明している。(フロントロウ編集部)