ウーバーイーツ配達員へ支払われるチップ
日本でも首都圏では最も利用されているフードデリバリーサービスの1つとなっているウーバーイーツは、アメリカ発。欧米では日本よりも前から利用されてきた。
2019年には、US Foodsが利用者とウーバーイーツを含むフードデリバリーサービスの配達員を対象に調査を実施しており、日本の利用者が気になっている“チップ”についても回答があった。
日本で育った人にとっては馴染みのない“チップ”。ウーバーイーツでは、オーダーをすると金額の5%から20%のチップ額が提示され、そのなかから選ぶか、手入力でチップ額を決めて支払うことができる。もちろんチップを払わないという選択も可能で、どの程度払うべきなのか分からないと感じる人は少なくない。
US Foodsの調査によると、意外にも、フードデリバリーサービスの配達員と利用者がチップ代として適切だと感じる金額は同じだった! その金額は、4ドル(約440円)。
一方で利用客は、配送手数料なども含めてフード代以外に支払う金額としては、平均で8.5ドル(約935円)が良いとしているが、米CNBCは、チップ以外の手数料の多くはウーバーイーツが受け取るため、配達員にはほとんど届かないと指摘。
チップは全額が配達員に支払われるため、配達員へ感謝を伝えたい場合は、配達料金の合計ではなくチップの代金で考えるほうがベター。
一方で調査では、66%の配達員が、多くの場合にチップの金額が少なかったり、まったくなかったりするとし、不満が溜まっていると回答した。
日本では多くの人がチップ制度自体に馴染みがないため、同様の調査がされたとしても回答は異なる可能性が高いが、チップを支払いたいと考えているのであれば、これらの意見を元に自分で金額を考えてみるのも良いかもしれない。
(フロントロウ編集部)