多様な女性が織りなす本格スパイアクション映画『355』
映画『355』は、俳優ジェシカ・チャステインの、“女性たちで本格的なスパイアクションを作りたい”という思いから誕生したスパイアクション大作。日本では2月4日から公開となる。
ジェシカに加え、ペネロペ・クルス、ファン・ビンビン、ダイアン・クルーガー、ルピタ・ニョンゴらが出演。世界5ヵ国からの敏腕エージェントに扮し、第三次世界戦争を誘発しかねない危険なデバイスの奪還ミッションに挑む。
そんな本作で監督を務めるサイモン・キンバーグが、『355』と2005年公開の人気スパイ映画『Mr.&Mrs. スミス』との類似点を明かした。
サイモン・キンバーグ監督、「原点に立ち返る」
キンバーグ監督は、ブラッド・ピット&アンジェリーナ・ジョリー主演の映画『Mr.&Mrs. スミス』などの脚本を手掛けてきた人物。そして、『Mr.&Mrs.スミス』は彼にとってブレイクのきっかけにもなった映画。
彼は他にも『X-MEN』シリーズや『シンデレラ』、『シャーロック・ホームズ』などを手掛けてきたが、原作がある場合がほとんどだった。しかし『355』は完全なオリジナル作品。彼にとって完全オリジナル作品は、『Mr.&Mrs.スミス』ぶりだという。
米Discussing Filmのインタビューに応えたキンバーグ監督は、「『Mr.&Mrs. スミス』と『355』の間に、スーパーヒーロー映画や『シャーロック・ホームズ』、『シンデレラ』、『オデッセイ』など、他の著作物に基づく作品をたくさん手がけてきました」と語ると、「『Mr.&Mrs. スミス』は純粋なオリジナル作品で、『355』も純粋なオリジナル作品です。誰かの頭の中にあるアイディアから始まって、そこから映画を作るという、原点に立ち返ったような気持ちになりました」と続け、今回の『355』のルーツは『Mr.&Mrs. スミス』にあることを明かした。
女性エージェントたちの壮絶なガンアクション映像が解禁!
そんな映画『355』から今回解禁となったのは、登場人物たちが激しい銃撃戦をする、『Mr.&Mrs. スミス』を彷彿とさせるような映像。
舞台は、中国政府のエージェント、リン(ファン・ビンビン)が拉致された高級ホテルの一室。CIA最強の武闘派メイス(ジェシカ・チャステイン)、BNDのタフな秘密工作員マリー(ダイアン・クルーガー)、MI6のリケジョことハディージャ(ルピタ・ニョンゴ)が共闘し、リン救出のために総力戦に挑む。
まずは屋上からバルコニーに忍び込んだメイスが「こんばんわ!」とばかりに、部屋のガラス窓をマシンガンで全破壊。すかさず、囚われていたはずのリンが部屋を逃げ惑う悪党たちを狙い撃ち。アドレナリン出っぱなしのメイスの援護射撃も加わり、悪党たちはたまらず退却。
スパイたちは緩めるどころかますます攻撃の手を加速、撃ち過ぎのメイスが「弾切れ!」と叫べば、かつては敵同士として殴り合っていたマリーがマガジンを投げ渡してフォロー。頭脳派のハディージャも2人に負けじとマシンガンを構えて加わり、3人で互いに背中を預けた陣形を組みさらなる敵の来襲に備える。
「来る!」マリーが叫んだ次の瞬間、外からドアが開かれ投げ入れられたのは、なんと手榴弾。すかさずマリーは転がる手榴弾をPK戦の如く蹴り返し、敵陣へ強烈なしっぺ返し。大破した部屋の中でなおもスパイたちは銃をぶっ放す。
ジェシカ・チャステイン、ペネロペ・クルス、ルピタ・ニョンゴ、ダイアン・クルーガー、ファン・ビンビンなどの豪華俳優が集結し、世界を救うミッションに挑むスパイアクション大作『355』は2月4日に日本公開。(フロントロウ編集部)