トム・ホランドが愛するテッサ
MCUシリーズで共演してきたスパイダーマン役のトム・ホランドと、ドクター・ストレンジ役のベネディクト・カンバーバッチは、カメラの外でも仲が良いことで知られている。
ベネディクトは、ネタバレ王として有名なトムのことを保護者のように見守ったり、トムがいないところでもイジったりしてきた。そしてトムも、ベネディクトの演技力に尊敬の念を示してきたが、ある作品の撮影現場では、ヒヤリとしてしまう出来事が起こっていたという。
トムとベネディクトはMCU作品以外でも共演しており、日本では2020年に公開されたベネディクト主演の映画『エジソンズ・ゲーム』にもトムが出演。
2人のほかにも、ニコラス・ホルトやタペンス・ミドルトンなど、多数のイギリス人俳優が参加した本作の撮影はイギリスのロンドンなどで撮影が行なわれた。そこでトムが撮影に連れて行ったのが、愛犬のテッサ。
トムとテッサのコンビはファンからの大人気で、トムは、アイアンマンを演じたロバート・ダウニー・Jr.と再共演した映画『ドクター・ドリトル』のロンドンでの特別スクリーニングにもテッサを同伴するなど溺愛している。
テッサが撮影中に…
トムの数々の仕事に同行できることからも分かるとおり、テッサはおとなしい性格のよう。トムは英トーク番組『The One Show(原題)』のなかで、「テッサはすごく行儀が良いので、僕はセットに連れていけるし、テッサは吠えないし、音もたてないんです」と説明。
その口ぶりから、トムがどれだけテッサを大切にしているかが分かるが、『エジソンズ・ゲーム』の撮影中のある日には、テッサに異変が。なんとテッサに花粉症のような症状が出てしまい、くしゃみが止まらなくなってしまったという。
しかも、その日の撮影が行なわれていたのは防音スタジオで、ベネディクトはスピーチのシーンを撮影するところだったため、テッサのくしゃみはどうしてもスルー出来なかったよう。
「ベネディクトは(演じている)キャラクターでいる状態をキープしようとしていたんですが、しかし結果的には、『誰かその犬を連れて出ていってくれませんか?』ってね」
花粉症は仕方ないうえ、ベネディクトの気持ちも理解できる。トムはベネディクトに謝り、その後撮影は続けることができたそう。
ちなみに、トムの両親はチャリティ団体のThe Brothers Trustを運営しており、トムと3人の兄弟が様々なサポートを呼びかけている。The Brothers Trustはマサイ族の女性たちによるハンドメイドの犬の首輪も販売しており、テッサもモデルデビューしている。
(フロントロウ編集部)